ハンドル切るとエンスト・・・トホホ (2005/04/19)

 実家で飼ってる日産サニーは、昭和61年に購入して以来ず〜〜〜〜っとしつこく乗り続けている。大体、この手の使い潰しを前提に作られた大衆車を、2005年現在で19年間もワンオーナーで維持してるってのも、ちょっと変なハナシだ。しかもあろうことか、つい最近オールペイントまで行ってしまった。しかし、代々物持ちの良い筆者宅であるからして、壊れなければ使い続けるというのは、実に正しい姿勢なのである!ヽ(´ー`)ノ

 実際、このクルマ、買い当たったんだか何だかワカランが、故障しない!これまでの19年間で発生したトラブルはと言えば、高速走行中に助手席の窓ガラスがいきなりドア内部に落っこちたとか、燃料口を開けるワイヤーが切れたくらいしか思いつかない。エンジン関連の不調というか不具合は皆無だったのである。

 そんなこんなで先日乗った際、ハンドルを目一杯切るとエンジンが止まるという現象が発生した。原因は、パワーステアリング制御系ホースの破損であった。筆者はメカニックじゃないから詳しいことは良く判らないが、サニーのパワーステアリングはハンドルを回して負荷がかかったことを、ホースを介して圧力で検出、それに応じてエンジンの回転数を自動的にアップして、パワーステアリングの負荷がかかってもエンストしないよう、設計されているそうなのだ。ところがセンサーに相当するホースが破損し、そこからガスがシュウシュウ漏れちゃってたモンだから、ハンドル切っても回転数は上がらない。しかもパワステの負荷はエンジンにかかってくるということで、エンストが発生したという次第。世の中、複雑になると不具合も多くなってくる見本みたいなもんだな。パワステの無いチンクェチェントやビートでは縁のないトラブルと言えよう。

 てなワケで、久しぶりにディーラーへサニーの修理を出した。旧車に長く乗っていて、エンストには並のヒトよりゃ慣れてるとは言え、カーブを曲がる度にエンストしてたんじゃ、うざったくてたまったモンぢゃないからね。。。
ヽ(´ー`)ノ ついでに後部座席の左右ドアのパワーウィンドウが不調なので、見てもらうことにした。実はずいぶん前から気になっていたのだが、後部座席の左右の窓が「開かない。。。」。あんまり開け閉めしないもんだから、中で油かワイヤーが固まっちゃたんだろう。そのまま数年放置しておいたのであるが、さすがにちょっと気になって調べてもらったのだが・・・・状況は予想以上に悪化していた!

 ディーラーからの調査によれば、左右後部ドアのレギュレーターモーターとギアが完全に逝ってしまっており、交換しなくては直らないとのこと。で、概算見積もりが部品代9.1万円に作業工賃2.9万円の、合計12万円也と出てきてしまった。モーターが1個2.4万円もするのが痛い!もちろん、そのまま閉めっぱなしにしておいたのは、言うまでもない。そのうちどっかの解体屋で部品はぎ取ってきて、自分で付け替えるとするかな。幸い後部座席だし、取り急ぎ実害無いからな。。。下手にパワーウィンドウなんて高級な装備を付けると、こういう時に困るね。レギュレータハンドル回して開けるフルメカニカル操作が一番じゃよ!!!

 以上、時計もクルマも、フルメカニカルが一番!という一席でした。
 m−_−m。



昭和61年日産サニースーパーサルーン
HB12BFY型。原動機形式はE15。5速マニュアルシフト。排気量1,500cc、73馬力、トルク11.8kgm。こうしてスペックだけ見ると、まるで軽自動車そのものだな。。。特筆すべきはその燃費で、19年経過してコンスタントに16km/gは叩き出す。高速を使うと20km/g近くにまで延びるので、乗ってて気持ち悪いくらいだ。純内燃機関版のプリウスか?ちゃんとシリンダーに燃料供給してんのか?あらぬ疑いを抱く・・・

修理箇所と思しき部分
おそらくこのホースが割れてたんでショ。ヽ(`Д´) ノ。部品代2,770円、工賃8,500円也でつ。。。


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