#42 円周率






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 【解説】

 テレビ好きの猫君がお気に入りの番組に見入っていると、いきなり「臨時ニュース」のアナウンス。何かと思ったら、ナント!円周率が「有理数」であることが判明したとのことで、ビックリ仰天!一体これから世の中どうなっちまうんだろうか?と心配してたら、タチの悪い冗談だと判って一安心・・・

 いくらなんでもなぁ。。。猫からすれば、円周率が「無理数」であろうが「有理数」であろうが、関係無いじゃん。一般人にしても、普段生活していてこんなこと気にしてる人は、まぁ居ないだろうし・・・

 さて、今回登場した猫君は、知り合いの方がかなり前に飼っていたもので、実際ホントウにテレビ好きだったそうです。特に画面に動物の画像が出ると、それこそ食い入るように見入っていたとのことでした。素材は銀塩写真で、1986年頃の撮影。画質が悪いのも、元の写真が古いためですので悪しからず。

 余談ですが、円周率は数学マニアにとっては、たいへん面白い数学定数です。この数については多くの書籍が出ており、逸話には事欠きませんが、中でも一番興味深いのは、インドの天才数学者シュリニヴァーサ・ラマヌジャンが提示した円周率の公式・近似式ですね。ここに、その摩訶不思議な式が掲載されています。


 ラマヌジャンは、これらの式の証明を残しておらず、その後別人により証明されたとのことですが、一体どうやってこの式を導き出したのか、フツーの人間には全く全然さっぱりワカリマセン。。。おそらく、ラマヌジャン自身が言っていたように、「寝ている間にナマギーリ女神が教えてくれた」のだと思いますが、ワタシも寝ている間にナマギーリ女神から素晴らしいアイデアを頂きたいものだと、常々願っております。

 ラマヌジャンは、計算の際に円周率の値として、下記の数値を使用していたそうです。


 一見、「へぇ〜、そうなの」って軽く流してしまいそうですが、これって地味にスゴイ数値ですよ。彼曰く「πよりも10^-15ほど大きい」とのことですが、ここまで見事な近似値を得ていること自体、異常とも言えますね。




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