#34 つらい・・・ |
【解説】 世の中、益々以て末世である。。。2009年8月30日に実施された、第45回衆議院選挙で、1955年以降一時期を除いて継続していた自民党中心の政権が終わった今、それまで溜まりまくっていた「ウミ」が、うじゃうじゃと出つつある。ここ暫くは、不安定な状況が続くだろう。年金だって、もらえるかどうか、判ったモンじゃねぇ!!! 齢(よわい)50を過ぎた筆者は、今改めて「生きる」ということの辛さを噛みしめている。ホントウに辛いものである。しかも、これから待ち受けているのは、破綻した年金と限りなく暗く長い老後だ。景気は悪化の一途を辿り、日本国の国力は限りなく落ち込み、雇用は先細りとなり、国は荒れ治安は乱れ、理不尽な無差別殺人が跋扈する世の中になるやも知れぬ。まさに末世である! 54年間にも及ぶ一党政権のツケが、今、ようやく回ってきたのだ。今までの腐りきった政策でぐちゃぐちゃになってしまったこの国を、再建するのは容易では無い。自殺者は年間3万人を越えるという(正確には、平成20年の自殺者総数は、32,249人)。こう書くとどうってこと無いように思えるが、一日当たりの平均自殺者数はナント!88.35人にも及ぶのだ!!!これを異常と言わずして、何と言おう・・・ 行き過ぎた市場原理主義、拝金主義、成果主義で、社会の中で人はモノとして扱われ、サラリーマンや自営業の方たちの生活は疲弊しまくっている。心に余裕なぞ、あるワケが無い。・・・と今回は極めてシリアスな内容になってしまったのだが、まあ、あまりクヨクヨしててもしゃーない。世の中、なるようにしかならないのが人生だから、こうして猫まんがでも書いているというわけだ。 このネタは、筆者が大好きな漫画家、「あずまきよひこ」先生の傑作、「よつばと!」から頂戴した。同漫画の中で、主人公の「よつば」がレンタルビデオ店へDVDを返却しに行った時、店内で口ずさんでいた歌だ。この歌は、おそらく誰でも知っている「手のひらを太陽に」という、極めて前向きな歌詞の歌である。作詞はやなせたかしさん、作曲はいずみたくさんという、名曲中の名曲だ。実際の歌詞であるが、
僕らはみんな生きている という内容だ。この最後のフレーズを「つらいんだ」に変更した途端、人生というものの重みと強固なロジックの無限の反復と揶揄される現実が、途端に浮かび上がって来て恐ろしい。たった一言変えるだけで、これだけドラスティックに変化してしまうのは、もの凄い効果と言えるであろう。 ・・・というわけで、久々に深刻な内容ですた。みなさん、人生とは辛いものです。猫だってつらいんでつ。みんな辛い中、一生懸命生きているのでつ。安易に自殺するのは止めましょう!
|
Copyright (C) Studio Pooh & Catty 1996-2009 |