PTV-30 は、1993 年に香港 Group Sense Limited 社から、Instant Tech ブランドで発売されたパームトップパソコン。PTP-20 とは、兄弟関係にある。CPU に V30(7.16MHz)を使用した、極めてオーソドックスな作りの製品であった。スピード的には、あまり高速ではなかったが、IBM PC との互換性は高く、また PCMCIA 拡張スロットも2基実装されていたため、拡張性にも優れていた。フリーソフトウエアによる日本語化も容易で、扱いやすいマシンであった。PTP-20は、Hewlett Packard のパームトップを意識したデザインを採用していた。PTV-30 が携帯性よりも拡張性を重視したのに対して、PTP-20 は、小型軽量を目指した設計であった。CPU に V20(14MHz)を採用していたこともあり、PTV-30 よりも動作は高速であった。
モデル名称 | Instant Tech PTV-30 |
メーカー | Group Sense Limited |
CPU | V30 7.16 MHz |
メモリ容量 | ROM : 1.5MB RAM : 2MB |
LCDディスプレイ | 640 x 200 dot CGA |
アクティブエリア | 173 x 66 mm |
キーボード | QWERTY 82キーボード |
I/Oポート | シリアル(標準コネクタ仕様) パラレル(標準コネクタ仕様) |
本体重量 | 600g(乾電池を含む) |
バッテリー | 単三乾電池2本 |
サブバッテリー | リチウムボタン電池(CR2025) |
PCカード | PCMCIA Type-II 2スロット |
寸法(mm) | 235 (W) x 116 (D) x 31 (H) |
OS | MS-DOS Ver 5.00 ROM Version |
モデル名称 | Instant Tech PTP-20 |
メーカー | Group Sense Limited |
CPU | V20 14 MHz |
メモリ容量 | ROM : 1MB RAM 2MB |
LCDディスプレイ | 640 x 200 dot CGA |
アクティブエリア | 124 x 46 mm |
キーボード | QWERTY 80キーボード |
I/Oポート | シリアル(専用拡張ボックス) パラレル(専用拡張ボックス) |
本体重量 | 350g(乾電池を含む) |
バッテリー | 単三乾電池2本 |
サブバッテリー | リチウムボタン電池(CR2025) |
PCカード | PCMCIA Type-II 1スロット |
寸法(mm) | 177 (W) x 99 (D) x 19.8 (H) |
OS | MS-DOS Ver 5.00 ROM Version |