■ぱうフォントのインストールについて■
WSEditは、デフォルトでは、専用カートリッジに内蔵された恵梨沙フォントを拡大して表示するようになっていますが、カートリッジの容量に余裕がある場合には、後述の方法により、ぱう(大野泰明)さんが作成した「ぱうフォント」を恵梨沙フォント互換形式にコンバートしてインストールすることにより、画面の視認性をさらに向上させることが可能です。

内蔵恵梨沙フォントによる表示

ぱうフォントによる表示
1)必要なデータとツール類
- ぱうフォント全角のみの最新版(ver 1.04 @01/03/10)
- Natriumさん作成の「ふぉんと昆布」$FONTX2汎用 フォントコンバーター
- 黒崎 浩行さん作成の「modfxtbl」$fontx.sys font file のコード領域テーブルを変更
2)作業手順
- 上記1)の「ぱうフォント」のアーカイブファイル「paw1604.lzh」内の、フォントファイル「PAW16K.FNT」を作業用フォルダに解凍
- 「ふぉんと昆布(fcv241.lzh)」を解凍し、「FONTCONV.COM」と「ELISA.TBL」を上記の作業用フォルダに格納
- 「modfxtbl(mdfxt100.lzh)」を解凍し「MODFXTBL.EXE」を同じく上記フォルダに格納
- 作業フォルダ内で、コマンドプロンプトから以下のコマンドを入力
modfxtbl elisa.tbl paw16k.fnt temp.fnt
- 引き続いて「フォント昆布」の以下のコマンドを入力
fontconv temp.fnt pwconv.fnt
- この結果、恵梨沙フォント互換形式の「ぱうフォント」ファイルである「PWCONV.FNT」が生成するが、以下のコマンドでファイル名を小文字に変更(これをしないとWSEditが認識しません。)
ren PWCONV.FNT pwconv.fnt
- TransMagicを用いて上記「pwconv.fnt」をrom0に転送(rom0の残り容量に注意)
以上ですが、上記の変換フォントをインストールすると、rom0領域は、ほぼ満杯(95%)となります。WonderSwanをエディタ専用機として使う覚悟が必要です。
なお、上記フォントファイルは、JIS第二水準までをサポートしていますが、規格の微妙な違いにより、第二水準の文字でフォントパタンが存在しないものがあります。その場合には、以下のように画面上では「□」として表示されます。

上記のぱうフォントのオリジナルサイトのリンクが切れているというご指摘をいただいたので、暫定的にコンバート済みのWSEdit用フォント(恵梨沙フォント互換バージョン全角のみ)をここに置いておきます。
|