操作方法
■その他の機能
1)
Find
文書データの中に、検索キーとなる文字列が含まれているものを検索します。手順は以下の通りです。
- 編集画面から、検索キーとなる文字列を入力する
- [MODE]キーを押し、メニューから「Find」を選び、[EXE]キーを押す
- 「Save Data?(y/n)」のメッセージが表示されるが、通常、検索キーはテンポラリーなものなので、[N]を入力する
- 「Searching...」と表示され、検索が開始される
- 該当する文書が見つかると、そのタイトルとレコード番号が表示される
- 文書データを参照する場合には、[EXE]キーを押すと該当文書がスクロール表示される
- スクロール中に[EXE]キーを押すと、タイトル表示画面に戻るが、ここで[V]を押すと前方検索、[N]を押すと後方検索を続けることができる
- タイトル表示画面で、[ON/CLEAR]キーを押すと、「Edit Data?(y/n)」と表示されるので、[Y]を押すと当該データを読み込んだ状態で、通常の編集画面となる
- データ検索を中断する場合には、[MODE]キーを押す(「Interrupted.」と表示されるので、[ON/CLEAR]キーで編集画面に戻る)
2)
Info
現在表示中のデータのタイトルと作成年月日、レコード番号を表示します。
3)
About
プログラムのバージョン等を表示します。
4)
Pause
データ編集中に電源を切断し、待機モードに入ります。[ON/CLEAR]キーを押すと、起動画面に続いて、編集中の文書データがスクロール表示されます。([EXE]キーで編集画面に戻ります)
5)
2000年問題への対応
Psion Organiser II XP/CM/POS200は、西暦2000年問題のため2000年以降の日付設定ができません。
これを解決するためのパッチが公開されていますが、標準内蔵プログラムの「TIME」にパッチを当てるもので、残念ながらその他のアプリケーションがマシンのROMルーチンから取得する日付は変わりません。KanaPadでは、文書保存時にタイトル名を省略すると自動的に現在の年月日がタイトルとして保存されますが、上記の問題を回避するために、以下の方法を採用しています。
上述のパッチを当てて日付設定をした場合には、Kanapadでもその日付が用いられます。これは、パッチを当てたTIMEと同様の年の値の修正処理を行っているためです。具体的には、マシンから得られた年の値に84を加えて利用するという簡易なものです。パッチを当てたTIMEでは、内部的にこの処理が行われており、ROMルーチンで利用できる1900-1999という年の値を1984-2083に変更しています。因みに、この二つの期間は、カレンダー的に同一の曜日の並びとなっています。
逆にパッチを当てていない場合には、TIMEで表示される日付よりも84年進んだ値が表示されてしまいます。この場合には、TIMEの日付設定で、現在よりも84年前の値を設定すれば、KanaPad側で正しい年の値を表示させることができます(例えば現在が2010年ならば1926年と設定する)。XP/CMのユーザーであれば、通常は上述のパッチを当てていることと思いますが、何らかの理由でパッチを当てていない場合には、TIME設定で対応することが可能です。