■文書データベースのバックアップとレストア
俳句PADの文書は、「HAIKUPAD.ODB」という名称のOrganiserII形式のデータベースファイルのレコードとして保存されています。従って、バックアップとレストアは、このデータベースファイルを対象に行うことになります。
OrganiserII標準のデータベースファイルを利用しているため、OrganiserIIとホストPCを接続する通信プログラムの「Comms Link」があれば、データベースファイル名を指定することにより、バックアップやレストアが可能です。この標準的な手法の詳細については、以下のURLを参照してください。
Using the Psion Organiser II Comms Link
Comms Link Manual
上記の方法以外にも、ホストPCにComms Linkがインストールされていれば、これを起動して、俳句PADの「Backup」と「Restore」コマンドを用いることにより、同様の作業をより簡単に行うことができます。以下に、その手順の概要を説明します。
- ホストPCのシリアルポートとOrganiserII XPをリンクケーブルで接続する
- この際、リンクケーブルのPSION側の端子にACアダプタを接続し、外部給電を行う
- OrganiserIIの電源OFFの状態で接続すること
- OrganiserIIの「ON/CLEAR」キーを何度か押してメインメニュー下段(「↓」を押してスクロール)に「COMMS」が表示されていることを確認する
- 上記「COMMS」をEXEキーで起動し、サブメニューの「SETUP」を選択
- 表示されたパラメータの中から「↓」「↑」キーで「BAUD」を選び「→」「←」キーで9600に設定
- 同様に「PROTOCOL」をPSIONに設定
- 設定終了後、「MODE」キーを押し、「EXIT」で終了。「ON/CLEAR」キーを押してトップメニューに戻る
- ホストPC側でコマンドプロンプトを起動し、Comms Linkをインストールしたフォルダに移り英語モードに切り替える
例:CD C:\CLINK
US
- 上記フォルダから以下のコマンドを入力する
CL
- ホストPC上に以下のメッセージが表示される
Organiser II Comms Link Server.......
Psion Organiser II Comms Link Server - Type 'q' to quit
- 俳句PADのメニューからBackupを選択する
- OrganiserII の画面上に「ComLink OK?(y/n)」と表示されるので、上記のホストPC画面が表示されていることを確認して[Y]キーを押す
- OrganiserII の画面上に「Sending.....」と表示されファイル転送が開始される
- ファイル転送が終了すると、OrganiserII の画面上に「Completed」と表示されるので、[EXE]キーを押す。また、ホストPC側で「q」キーを押し、Comms Link Serverを終了させる(通信エラーとなった場合は、「Failed(203)」と表示されるので、[EXE]キーでいったん終了後、再実行する)
なお、OrganiserIIのデータベースファイルは、TAB区切りのテキストファイルとなっているので、ホストPC上のExel等のプログラムで参照することが可能です。
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