■単漢字変換入力

 俳句PADでの漢字入力は、音読みによる単漢字変換入力です。訓読みでも入力できるようにしたいところですが、一般的に出回っている32KBまたは64KBのデータパック内に変換辞書ファイルを納めることを当初から開発の目標に掲げていましたので、訓読みによる変換はサポートしておりません。

 単漢字変換の例として、「秋」という漢字の入力方法について以下に示します。

 入力バッファに「秋」の音読みである「シュウ」と入力します。入力方法の詳細は、「ひらがな・カタカナ入力」を参照してください。以下にキー操作のみを示します。

 「シ」→[B]-[B]-[B]-[I]-[EXE]
 「ュ」→[G]-[G]-[EXE]
 「ウ」→[B}-[I]-[I]-[EXE]

 この状態で画面は以下のようになります。



 次に単漢字変換を行うために[SPACE]キーを押します。画面上に音読みが「シュウ」となる漢字が四個ずつ表示されます。



 カナ入力と同じ要領で、[B]/[H]/[G]/[I]キーで画面を切り替えて目的の漢字を捜します。ここでは、[H]キーを二度押すと「秋」の文字を含んだ四個の漢字が表示されます。



 [I]キーを三度押して、「秋」の文字にカーソルを合わせ、[EXE]キーを押すと、文書カーソルの位置に文字が入力されます。




■入力バッファの復元
 [W]キーを押すと前回変換した漢字の読みが入力バッファに復元されます。漢字の選択を誤った場合とか、「収集」のように同じ音読みの漢字を連続して入力する際に便利です。なお、入力バッファをクリアし、カーソルをホームポジションに復帰するためには、[X]キーを押します。