同潤会上野下アパートメント (2013年06月) |
解体作業が進む同潤会上野下アパート。既に解体用の幔幕が張りめぐらされており、外観は一部しか確認できない状態になっていた。 |
2013年06月17日、同潤会上野下アパートの解体作業が開始された。同潤会アパートは、既にいくつか訪問取材を行ったことがあるが、ここ上野下アパートは、最後まで残っていたものだ。上野下アパートは1929年(昭和4年)の完成だと言うから、実に84年もの長きに渡って使用されてきたことになる。戦争でも焼け残り、震災にも生きの残った。保存して欲しかったのであるが、立地が良いだけに難しいのであろう。 最後にひと目見ておこうと、田原町まで出かける。ニュースで聞いたのか、デジカメで最後の姿を撮影している方を数名見かけた。既に解体用の幔幕が張りめぐらされており、外観は一部しか確認できない状況になっていた。作業のペースは予想以上に速いように思われるので、建物全体が姿を消す日はもうすぐだ。
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上野下アパートの解体作業開始を伝える新聞。 →拡大 |
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