■ 咏梅ラジオ(Model 834) ■


咏梅ラジオ(Model 834)本体とパッケージ

咏梅ラジオ(Model 834)正面

咏梅ラジオ(Model 834)裏面

                                    
 このなんとも寝ぼけた色のトランジスタラジオは、筆者が1986年春に北京
へ観光旅行に出かけた際、北京市内のうらぶれた電気屋にて購入したものだ。 
型名を「咏梅(Yong Mei)ラジオ(Model 834)」と言う。マ
ニュアルには、「7半導体管袖珍収音机」と書かれており、7石ポータブルトラ
ンジスタラジオを意味している。このラジオ、デザインも出色だが、何と言って
も驚いてしまうのは、電源に単一乾電池1本を使用するということだろう。災害
時の非常用ラジオには単一電池4本で駆動するライト付きというものもあるが、
ごく普通のポータブルタイプで単一を使用するというのは珍しい。おかげで、ケ
ースのデザインは涙滴型に膨らんでおり、なかなか面白い。         

 機能的には全く普通のAM受信機。表面に同調ダイアル、裏面に音量ダイアル
が配置されている。付属品として、これまた懐かしい形をした、いかにも耳に痛
そうなデザインのイヤホンが付く。使用しているトランジスタは、メタルパッケ
ージとプラスチックパッケージの2種類。内部構造は一昔前のトランジスタラジ
オそのものだ。受信感度は極めて良好。実用としても十分に使用できる。   
咏梅ラジオ(Model 834)底面

咏梅ラジオ(Model 834)側面

咏梅ラジオ 同調ダイアルのアップ

咏梅ラジオ 本体内部の構造

咏梅ラジオ 本体内部のアップ

取扱い説明書 表面
(クリックで拡大)

取扱い説明書 裏面
(クリックで拡大)

咏梅ラジオ パッケージ表面

咏梅ラジオ パッケージ側面



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