高木産業株式会社製造販売のデジカメ、PDC-35

■9,800円のデジカメと下北沢の話し (1999/12/22 - 12/23)

●1999年12月22日(水曜日)
 究極のデジカメを発注する。「究極の」と書くと、250万画素やら3倍ズームやらを想像される方もおられると思うが、実は正反対。35万画素・固定焦点の極めてプリミティブなカメラなのである。PDC-35という型番のこのカメラ、高木産業株式会社というところが製造販売している。2週間くらい前の週間アスキー誌上で紹介されていたのだが、仕様を思いきり削減し、これ以上ないくらいシンプルな構成であることもあり、9,800円という冗談みたいな値付けとなっている。

 ただ、価格が衝撃的だったためか、バックオーダーをかかえてしまっているようで、今回注文しても入手できるのは来年2月くらいになってしまうとのこと。待つしかなさそうだ。仕様概要は下記の通り。



項目
内容
センサー部分 1/4 インチ 35 万画素CCD
記録画素数 640 × 480 Pixcel
色数 24 ビットカラー(1670万色)
画像ファイル形式 JPEG
記録枚数 最大36枚
レンズ 3.8mm (35mmフィルム換算35mm固定)
F値 3.8
撮影可能距離 1m〜∞
ファインダー 光学式タイプ
全長×全幅×全高 57mm×94mm×17mm
本体重量 60g(電池含まず)
バッテリー 単四アルカリ乾電池×2本
インターフェス USB


●1999年12月23日(木曜日)
 久しぶりに下北沢巡りをする。
 最初に訪問した所は、毎回チェックする「軍用品放出店」。店名は・・・また忘れてしまった。ここで、スイス軍放出のショルダーバッグを2,500円で購入する。本体は布製+革製で、ベルトは革。かなりやれているが、そこがまた味わい深い。スイス軍の製品であるが、ステンシル印刷された「511」という番号以外、目立つマークは入っていない。革製のベルトには、下記の刻印があった。

 FR.URWYLER
 SATTLER
 19 OEY 39

 

スイス軍放出のショルダーバッグ

刻印のアップ

 途中、「猫まんが」用素材として、路上に佇む猫を撮影。「もくよう館」で、シャレたデザインのマッチを160円で購入する。「月天」や「ビリケン」をチェックした後で、何気なく「SUTDY ROOM(スタディ・ルーム)」という、科学教育グッズ専門店を訪問する。


下北沢の猫

 スタディ・ルームというお店、科学教材を専門に扱っているショップで、試験管やら地球儀、月球儀、火星儀が店内狭しとディスプレイされている。特に目的があって入ったワケではなかったのだが、親切な店長さんが暗室でホームプラネタリウムを見せてくれた。

 ホームプラネタリウムは以前より興味があったのだが、実際のデモを見るのは初めてだ。デモとはいっても、店長さんが暗い物置で動かしてくれただけのものなのだが、正直いって、あんなにキレイだとは思わなかった。このショップには、7,800円と18,000円の2種類のプラネタリウムがあるのだが、見栄えとしては18,000円のがダントツに良い。難点としてはちょっと大きすぎることであろうか。思わず衝動買いしてしまいそうになったのだが、もうちょっと考えてみることにする。理由は主に置く場所の確保である。

 今回このお店で、超変態ボールペンを購入した。その名も「注射器型ボールペン」といい、予防接種で使う注射器がボールペンになっているものだ。ちゃんと中には赤い液体も入っていて、まるで採血に使用した後のようである。台湾製で480円。ちなみに医療ボールペンシリーズの一環みたいで、大腿骨ボールペンや動脈ボールペンなんてのも置いてあった。注射器をボールペンにするという発想は、なかなか浮かばない。


注射器型ボールペン



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