幌の上に残った足跡

■犯人(猫)はコイツだ!それと下北沢骨董屋の話 (1999/12/04)

●1999年12月04日(土曜日)
 筆者は週末にBEATを洗車することにしている。500は屋根付きの駐車場に入れているのでそれほど汚れないが、BEATは雨ざらしのため、1週間放置しておくとかなり汚れてくる。毎週末水洗いし、時々液体ポリマーワックスの「オーリー」を塗ってやれば、かなりきれいに保つことができる。

 さて、今日も日課の洗車をやろうとカーポートに出てびっくり!幌の上に泥だらけの猫の足跡多数が付いているのだ。以前から近所に生息する猫の「チッピ」が幌の上をベッド代わりにして昼寝してたが、どうやら先日の雨の後、泥土の上を歩いた足で幌の上に上がったようである。足跡から察して、BEATへの登坂方法は、リヤトランクに足をかけてリヤウインドーを経由したものと思われる。

 幌の上ならまだしも、アクリル製のリヤウインドーの上まで泥を付けられたもんだから、たまったもんじゃない。さっそく洗車したが、幌の上は細かい凹凸があるため、必死で拭かないと泥が落ちないのである。

 洗車作業の末、ようやくきれいになったが、かなり時間を食ってしまう。洗車の後、自宅の物置きの上で優雅に惰眠を貪るチッピを発見。デジカメで撮影した。こうやって見ると、でかい猫だ。栄養過剰で太りすぎといった感じである。こんな巨体が幌の上で昼寝をするんだから、BEATも大変だ。しかし、昼寝場所が500ぢゃなくて、まだ良かったな。500だと、運が悪ければ幌が破れて猫が室内に落ちる可能性もある。そしたら最後、あの室内からは自力で脱出することは不可能であろう。なお、チッピは実におっとりとした性格であり、昼寝中に声や音を出しても、時々振り向いてチラと見るだけで後は我関せずといった態度である。これっておっとりしているというんぢゃなくて、単に愛想が無いだけか?

 今回撮影した犯人(猫)チッピの写真を使って、久しぶりに猫まんがを制作。素材としては良い猫なのであるが・・・


犯人(猫)はコイツだ!

 今日は久しぶりに下北沢の骨董品屋巡りを行う。下北沢には筆者お気に入りの骨董品屋が何軒かあるが、今回は「軍放出品専門店」と「もくよう館」でガラクタを購入する。

 下北沢にある「軍放出品専門店」(お店の名前は忘れた!)は、前にも何回か利用したことがあり、金属製の銃弾カートリッジ等を購入したことがある。今回は「東ドイツ軍のアームバンド」を購入した(1,500円)。東ドイツ軍というものが無くなってから久しいが、このアームバンドはその時に放出されたものと思われる。デザインと配色が、いかにも「東」といった感じで雰囲気が出てるな。

 以前見かけた、スイス軍放出のキャンプ用有線電話セットは、今回売れてしまったのか置いていなかった。結構古い製品で、受話器とかレトロな形をしており、頑丈な木箱に入っていたので欲しかったものである。お店の人は、問題無く使用できるので、キャンプなどに利用できると言っていたが、38,000円もしたため購入をためらったものだ。


東ドイツ軍のアームバンド

 骨董品屋「もくよう館」では、懐かしいものを発見した。金属製の電話料金徴収箱である。これと同じものを、伊豆の貸し別荘の黒電話の横で見かけた覚えがあり、思わず購入する。その名の通り、電話料金を徴収するための箱で、シールを貼りかえれば貯金箱としても使用できるという優れもの。この品物は、どこぞやの倉庫にデッドストックされていたもので、貯金箱として使用するための貼り変え用のシールと、鍵まで付いていた。鍵もレトロな感じのしっかりした造りである。おそらく昭和30年後半の製品と思われるが、この頃のモノは、一つ一つしっかりと作られており、好感が持てる。


金属製電話料金徴収箱の外観

 この電話料金徴収箱は、デッドストックを謳うだけあり、元箱もしっかりと残っている。しかし、寄る年波にはかなわず、箱はかなりボロボロになっていた。

 下北沢で良く立ち寄る骨董屋に、「月天」と「ビリケン」というお店がある。「月天」は、店内を埋め尽くす柱時計が有名。前に訪れた時には小型の電気蓄音機が置かれてあり、鼻血が出るほど欲しかったのだが、置く場所を考慮し購入しなかった経緯がある。一方ビリケンの方は昭和30〜40年代のガラクタグッズが店内を埋め尽くし、混沌の極みを演出する。いずれにしても、下北沢には面白い店が多い。カレーパンのおいしい店などもある。好きな街だ。


金属製電話料金徴収箱の底面

金属製電話料金徴収箱の鍵とシール



<< Menu Page



Copyright (C) Studio Pooh & Catty
1996-2014