アイ・ラブ・フィアット・チンクエチェントの表紙
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■500のムックとACTION REPLAY (1999/09/19)
●1999年09月19日(日曜日)
・書名 :neko mook 60 アイ・ラブ・フィアット・チンクェチェント ムックの内容は、歴代の500の型式紹介から始まり、500の兄弟車の紹介、パーツカタログ、オーナー紹介、ショップ紹介といった、ほぼ500に関する全ての情報を掲載している。ただし、現代版チンクェチェントやベスパの記事も掲載されており、若干総花的な感じも受ける。こういったムックが出てくるということは、500に関してより多くの情報を得られるようになったということであり、それはそれで有り難いのだが、一方500そのものがそれだけメジャーになってきたと言うことで、若干複雑な心境だ。聞くところによれば、日本で登録されている500の台数は、高々2,000台ということだそうだ。そう考えると、まだまだ希少な車だと言えるであろう。いずれにせよ、くれぐれもミニクーパーのように「新宿往復途上で5台以上はすれ違う」ような車にはなってほしくないものだ。
【2014年の追記】 新型FIAT 500が発売されてから、500に関する本は多数発行されてきたし、雑誌で取り上げられることも日常茶飯になってきた。良い時代になったものだと思う半面、少ない情報を漁っていた当時を懐かしくも思う。
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Action Replay 商品構成
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次は物故パソコンの大御所、アミーガの周辺機器についての話題。
日曜日にDHLで ACTION REPLAY MK IIIというグッズが、ドイツより届いた。これは、Amiga 500用の画像キャプチャツールである。画像キャプチャツールといっても、常駐ソフトを使用した生易しいものではない。専用のハードウエアを使用し、割り込みを発生させてCPUの機能を一時的にハックし、その時のVRAMに保存されているデータをTIFFフォーマットの画像にして出力するという、極めて狂暴かつ確実なツールなのだ
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Action Replayの本体。まるで巨大なファミコンカセットのようだ。
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Amiga用のメガデモでは、OSを完全に乗っ取ってしまい、制御は全てメガデモプログラムの支配下になるため、画像をキャプチャしようとしても、常駐ソフトウエアの類では対応できないものが多い。このACTION REPLAYを使用すれば、CPUを強制的にを乗っ取ってしまうため、メガデモやゲームソフトを始めとするほとんどの画像をキャプチャすることが可能となる。ACTION REPLAYは、ドイツのパソコン販売店から購入した。この商品は、その性格上極めて入手が難しい。おまけに、Amigaそのものが物故パソコンになってしまったため、このような周辺装置の入手困難に拍車をかけていると言えそうだ。製品情報を下記に示す。
・商品名 :ACTION REPLAY MK III さてその Action Replayであるが、半分潰れた汚い箱に入ってやってきた。商品構成は、本体にマニュアル(ドイツ語!)といった簡素なものだ。今回購入したACTION REPLAYは、製品のバージョンがIIIということもあり、相当な機能強化が図られている。しかし、マニュアルがドイツ語ということで、難易度は高い。
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Action Replayの装着状態
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ACTION REPLAYの外観はカードエッジコネクタが付いたボックスで、まるで試作品のような怪しさがある。Amiga 500本体への装着は、本体側面にある拡張スロットに直接挿入するため、装着にはかなり横幅のあるスペースが必要だ。基本的な操作方法は簡単で、マシン立ち上げ時にアクティベートしておき、キャプチャしたい画像が出力された時に赤いボタンを押せば良い。キャプチャした画像は、キャプチャ時にIFFフォーマットでFDに出力することができる。これをDOSのファイルシステムに変換してWindowsマシンに持っていくことで、Amigaの画像をWindowsマシン上でも楽しむことができるようになる。
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