■BEATの車検と国立の骨董品屋 (1999/08/19 - 1999/08/23)
●1999年08月19日(木曜日) 幌については、骨組みは以前使用していたものを流用し、トップのみを張り替えることにした。その方が費用が安くて済み、かつ今まで使用していた骨組みなので、取り付け調整が楽なのだそうだ。しかし、幌を張り替えることにより防水テストを実施しなくてはならず、この評価に1週間程度かかるそうである。骨組みに新品の幌が付いたユニットに交換すれば、このテストは不要となるのだが、そうなると部品代だけで16万円以上にもなってしまうし、取り付け時の調整が大変なのだそうだ。今日は保存してある幌ユニットを持ってこなかったので、後日届けることになった。今回の整備では、エンジンオイルの交換とリアに取り付けてあるキャリアの撤去も同時に行ってもらうことにした。
【2014年の追記】
●1999年08月22日(日曜日) オートテラス城北に寄った後、時間ができたので久しぶりに国立にあるアンティークショップ、「Red Barrow」に行ってみることにした。このショップは、3年ほど前、仕事で国立駅で待ち合わせした際に、暇だったのでブラブラしていて発見したものである。その手のマニアにはかなり有名なお店だそうで、雑誌にも取り上げられたことがあるそうだ。内容は国内外の骨董全般で、値付けも比較的安いし品揃えもディープである。過去に数回訪れて、鍵の骨董を購入したことがあったが、国立は遠いのでなかなか訪れる機会が無い。
|
国立の骨董品店 Red Barrowの正面
|
今回レッド・バロウでウォード錠とメモ台を購入した。筆者はアンティーク錠の収集を行っているが、このショップは良いモノが出るので、チェックしている。今回見つけたのは、イギリスの古いウォード錠3本だ。鍵の長さは11cm程度と、以前購入した鍵よりも若干長めでしっかりしている。おそらく大きな扉に使われていたと思われる。価格は1本1,800円であった。ウォード錠は、現在主流になっているシリンダー錠が出来る前に用いられていた鍵で、17世紀頃から出現した。鍵のユニット内部に仕込まれたブロック(障害:ウォード)を、鍵で直接回して開錠するため、鍵本体に力がかかる。そのため、鍵は充分な強度を持っている。また鍵の模様が複雑で美しいのも特徴と言えるであろう。
|
購入したウォード錠
|
ウォード錠の先端
|
アンティークなメモ台は、ブリキでできた台座にロールペーパーを通したもので、メモを取った後はダイアルを回して紙を出してから、レジのレシートよろしく引きちぎる構造になっている。このメモ台は、以前東京赤坂にあるクラブかどこかで使われていたもののようで、「ハイソサエティ・クラブ Golden AKASAKA」なるプレートが付いている。しかし、ハイソクラブとは、これまた死語に近いな。一体どのような用途に使用されていたのか、興味深いところだ。価格は2,000円。机の横に置いて、本来の用途であるメモ台として使うことにした。
|
購入したアンティークメモ台
|
メモ台に付いていたプレートのアップ
|
●1999年08月23日(月曜日)
ホンダオートテラス城北から連絡があった。BEATの車検だが、やはりハードトップで取得するのは不可能だそうで、車検証の書き換えが必要になってしまうとのことであった。したがって、ハードトップを取り外して、今まで通り「幌型」の車検で通してもらうよう、お願いする。またソフトトップの張り替えであるが、部品の供給がいつ止るかわからない状況とのことだったので、現状でもまだ使えるのであるが、この際新品に張り替えてもらうことにした。
|
Copyright (C) Studio Pooh & Catty 1996-2014 |