波多 利朗の Funky Goods連載再開の第12回目。ここしばらく筆者としては真面目な特集記事や臨時増刊号の記事などの執筆が続いていたので、本号では初心に立ち返って久し振りにジャンク系のネタを取り上げることにした。とは言え、この頃になると秋葉原のジャンクショップはいまひとつ元気が無くなっており、かつての活気が感じられなかった。そこで海外に目を転じて探し当てたのが本号で取り上げたCRAY-1の基板を用いた「オブジェ」である。
この「オブジェ」がどのような経緯で生まれたのかについては、記事中で詳しく解説しているが、一世を風靡したスパコンのパーツがこうした形で入手できるようになったことに驚かされたものだ。本稿では、ECL LOGIC BOARDとMEMORY BOARDの二枚の基板について、そのチップ構成等を紹介している。
本稿後半では、前号で紹介したPC-CHIPS社製のM591について詳細を解説している。マザーボードの段ボールのパッケージがそのまま筐体として使えるという大変ユニークな製品で、まさに「カップラーメン・パソコン」とでも言うべき代物だ。それにしてもスパコンのパーツと段ボールコンピュータを同じ連載記事の中で取り上げるというのも些か支離滅裂ではある。
(補記)
この頃、筆者はBIGLOBEのWebコンテンツ上で「波多利朗の携帯端末講座」というコラムを連載することになった。真面目なBIGLOBEのコンテンツなので、本誌のような与太記事を書く訳にはいかず、毎回四苦八苦しながら執筆したものである。