1998年06月号:小型マシンの変遷──ポータブルPCから謎パ~、最新PDAまで(特集 わが愛しの小型マシン)



 6月号の特集「わが愛しの小型マシン」の執筆記事。パソコン界のおちゃらけライターを標榜し、与太記事を連発してきた筆者に、何を血迷ったか編集部から特集記事の執筆依頼があった。何と特集の筆頭で、小型マシンの歴史を辿る記事を作成してほしいと言うのだ。さすがにこれは普段のFunkygoodsのノリでは具合が悪いので、筆者にしては珍しく手持ちのマシンや各種資料を総動員して、小型マシンのコンパクトな通史をまとめ上げることと相成った。

 全体は3章構成となっており、第1章では、Osborne 1に代表される可搬型マシンから説き起こして、ラップトップコンピュータ、ノートPC、サブノートPC、ミニノートPCを経てパームトップPCやPDAに至る小型マシンの進化発展の流れを概説している。第2章では、「時代を画した名機」と題して、主に謎パ~機と称されるパームトップマシンとPDAを中心に取り上げている。第3章では、筆者個人のこれら謎パ~機の活用術について紹介している。記事末尾には、主要小型マシンの変遷を示す略年表も掲載した。




(補記)
 本誌が1994年12月号の特集「謎のパームトップ機日本語化計画 」を掲載してから4年が経過し、巷には様々なパームトップマシンやPDAが登場して百花繚乱の様相を呈していた頃の記事である。その間、筆者は国内外のショップやメーカーから、それこそ狂ったように謎パ~機を買い集め、蒐集、紹介して来た。あの頃の謎パ~ブームの熱気と狂乱、有為転変の凄まじさに思いを致す時、おのずから遠い目になる波多利朗なのである。