波多 利朗の Funky Goods連載再開の第8回目である。台湾PC CHIPS社のマザーボードの最新製品について紹介した。同社については本誌1995年7月号の本欄で「PC CHIPS社のマザーボードで遊ぶ」と題して紹介している。それから2年半が経過して大きく変化を遂げたマザーボード等の概要について述べた。
この時期の同社のマザーボードの特徴として、それまでのintel系チップセットを採用した製品から非intel系チップセットを使用したものにシフトしていることが挙げられる。これによりintel系チップセットでは不可能だった使い方が可能となっており、自作マシンで遊ぶにはもってこいの通好みの製品となっている。本稿では、これら非intel系チップセットについて、その特徴を解説した。
同社は主力製品のマザーボードだけではなく、ビデオカードやサウンドカードなど様々な製品を製造していた。本稿では、これらの幅広い製品についても取り上げた。
(補記)
本稿の前フリでは、筆者の押入れの奥深くから「発掘」された電子ブロックについて取り上げた。その名が示す通り、電子ブロック機器製造(株)が1970年頃に販売していた小中学生向けの電子工作キットである。本体と一緒に残っていた当時のレシートによると、1972年9月に3,950円で購入したものであった。あのEXPO 70の2年後のことである。