この写真は、FIAT500を購入した後、最初の新年を迎えた時に撮影したものです。1971年にイタリアで製造された車が、日本という国で西暦2000年を迎えることができた、という事実の記念写真でもあります。撮影は2000年1月1日、快晴の元旦に、調布飛行場にて行いました。運転するため新年の酒も飲まず、車の少ない都内をひた走り、人気が全く無い調布飛行場で駐機しているセスナをバックに撮影しました。当日は大変風が強く寒かったことを覚えています。当時、デジタルカメラはまだ100万画素程度のものを使用していたため、画質的にはプアですが、冬晴れの雰囲気が伝わってくるような画面です。写真ではわかりずらいのですが、フロントウインドゥの運転席側の端に、吸盤式の「お飾り」を付けています。

　この当時、まだ調布飛行場は改装前で、このようなのどかな空き地が至るところにありました。現在では完璧に整備され、かつての雰囲気はありません。改装前の調布飛行場は、飛行機を見にチンクェチェントと良く訪れた場所でした。