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さて、インターミッションを経て、さっそくオンタリオＳＳさんにお電話にて打合せのアポを取り、2007年10月25日にプロジェクトをスタートさせることとなった。実は、今回の全塗装について、筆者には密かなこだわりがあった。それは、「1970年版のFIAT 500Lに掲載されている内装・外装に、出来る限り近づけること」であった。このカタログは、以前オークションにて落札したものなのだが、その色使いのセンスに、ぞっこん惚れ込んでしまったのである。
しかし、一抹の不安もあった。果たして、このような無理難題を引き受けてくれるだろうか？また今回の作業はかなり大がかりだ。部品も全て取り外さなくてはならないし、当然エンジン、ミッションも降ろすことになる。そのような作業工数を、果たして確保して頂けるのだろうか？決心したは良いものの、実際の打合せで詳細を詰めるまでは、かなりの不安があったことも事実である。
打合せ当日、オンタリオＳＳさんに、筆者のワガママな要望をストレートに相談してみた。その結果、外装については全く問題無しとのこと。内装は、布地の色が限られるため、できるだけ近いものになるが、これも問題無いであろう。最大のネックは、やはり作業工数の確保である。今回のように、熟練した職人さんがかなりの手間をかける作業は、それなりに時間がかかる。筆者の今回の相談は、ある意味駆け込みに近い。本来であれば、1年くらい待たされても、おかしくは無い。
実際この時期、オンタリオＳＳさんは、他の作業で手一杯の状態だった。しかし、そこを何とかお願いし、他の作業の合間に入れることで、何とか対応して頂けることになった！突然の要望に対応して頂いたオンタリオＳＳさんに感謝すること大！である。
現車の引き取りは、2007年11月14日に決定した。筆者のクルマは3月車検であるため、同時に車検整備もお願いする。納車の日程については、2月末〜3月上旬を目途に調整して頂くことになった。こうして、一世一代のプロジェクト・パートIIが、スタートしたのである。
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