Nikon COOLPIX P330で撮影
仲良く2台並んだ、往年の名車。こうして見ると、やはりミニはトレッドがある。車高は500の方が高いように見えるのだが・・・

■本日のお隣りさん (ミニ・クーパー) (2014/03/21)

 試写の帰りに立ち寄ったコインパークで、ミニクーパーの隣りに駐める。このクルマ、免許を取得してからずっと、一度は乗りたいと思っていたものだが、結局実現できていない。昔ながらの良い形をしているので大好きなんだけど、一点、気に入らないところがある。それは、余りにも数が多すぎるのだ。そこら中で見かけるのだ。500とは比べ物にならないくらい有名でありふれているのだ。別にクルマが悪いというワケじゃないんだけど、こう数が多いと魅力が半減する。

 でもね、現行の国産車のように、金太郎飴クルマが増えている今、このようにオリジナリティーが高く、都会でも取り回しがしやすいクルマに乗っているというのは、貴重なだし大切なことだと思うよ。近所のスーパーにクソでかいベンツで乗り付けて、何回も切り返ししながら苦労して駐車している「お金持ち」の方を見ると、「買い物専用のミニクーパーでも買ったら?」と言いたくなる。セレブなお店に行くならともかく、安売りスーパーの狭い駐車場では、いかにグレードの高いベンツだろうが、得るものは無い。ホントウの「お金持ち」だったら、ベンツの他に買い物用の軽自動車なんかを所有していて、用途により使い分けるであろうホトトギス。

 因みに、筆者が日常で使用しているスーパーの駐車場は、殺人的に駐めにくい。高架下なので柱がニョキニョキ建っており、それが邪魔でしょうがないのだ。このスーパーで、過去に何度も犠牲者が出るのを目撃してきた。ベンツ、BMW、セルシオ、セクサス、クラウン・・・どれも柱に摺りまくりのぶつけまくりであった。そんなステキな駐車場が、震災後耐震補強を行った。高架の柱の強度を補強するため、柱に鋼鉄の板を腹巻きみたいに巻き付けたのだ。ただでさえ狭い駐車場が、これでいっそう狭くなった。28年間連れ添い、車両感覚を磨き上げ、自らの手足の如く取り扱うことができる筆者のサニーをもってしても、ここでの駐車は気合を入れないとぶつける。実際、過去に一度ぶつけた。この駐車場を、筆者はひそかに「ベンツキラー」と呼んでいる。

 そうそう、近所で良く見かける光景其の二。最新型の、それこそ300km/h以上は出るだろうと思われるポルシェを、おばあさんがヨタヨタしながら運転している図。これも何だか良く判りません。羽振りの良いダンナの車でお使いにでも出たところなんだろうが、まずドライビングポジションが「オバサン運転」そのもので、ハンドルを抱え込みながら前屈みで運転している。しかも時速20km/hくらいの超安全運転だ。それはそれで大変結構なコトなのだが、あれじゃポルシェも泣くってもんだよ。一方で、結構キケンも含んでいるよな。相手は600馬力近いパワーを内に秘めてたモンスターマシンだ。最近多発しているATのペダル誤操作で暴走でもしようものなら、向かうところ敵無しであろう。剣呑、剣呑。

 飲み屋でクルマ好きの知人と話していた時のこと。一番かっこいいクルマの乗り方とは、どのようなものか?という話題になった。結論としては、こうだ。錆びだらけでデコボコに凹んでいて、キズまみれで15年間洗車していないドロドロに汚れたランボルギーニに、コンビニから出てきた、宝焼酎の4リットル・エコペットを抱え、上から下までユニクロの安物を着てビーチサンダルを履いた半分アル中みたいなオヤジが、人目を気にすること無く乗り込むや否や悠然と走り去って行く、というものだ。一度で良いから、このような光景にお目にかかってみたいと切に思っている。  以上、今回は貧乏人の戯言と思って読み飛ばしてくだたい。

(追記)
あ、ミニクーパーといえば、最近になって一回り、というか二回り以上も大きいリバイバル版が出たけど、あれについては筆者的には「アウト・オブ・眼中」だ。





Nikon COOLPIX P330で撮影

Nikon COOLPIX P330で撮影

Nikon COOLPIX P330で撮影
お尻はどちらも甲乙付けがたく可愛い。レトロなルーバーのついた500の方が、上かな?手前味噌・・・

Nikon COOLPIX P330で撮影
運転席から並んで見ると、こんな感じ。




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