UR都市機構シャレール荻窪の500

■荻窪団地 (2013/05/04)

 筆者宅の近くに「荻窪団地」がある。というか、あった。荻窪団地は日本住宅公団が1958年に竣工させた公団住宅であり、現在ではUR都市機構シャレール荻窪として再開発中である。この団地は、2007年12月19日に告示された「荻窪三丁目地区地区計画」により、順次解体された後再開発が行われ、現在では中低層住宅に生まれかわりつつある。

 実は、この話しを聞き、2011年09月28日に、慌てて撮影に出向いたのであるが、時既に遅しで、団地は残っていたものの内部への立ち入りはできなくなった後だった。せめて外観だけでもと撮影した経緯がある。その後どうなったかと、ふと気になったので、500で行ってみることにした。

 荻窪団地はJR荻窪駅の南に位地するのだが、アクセスは結構複雑で、狭隘路を通る必要がある。狭隘路といっても、バスがギリギリ通れる程度なので、そう大したものでは無いが、一歩道を間違うと、迷路のような一方通行地獄に嵌る危険が伴う。予想通り、団地の建物は総て解体されており、広大な更地と化していた。今後、この土地に、真新しい中低層の住宅が出来ることになる。

 荻窪団地は、公団初の団地内電話が設置されたことでも有名である。また、当時の公団住宅建築で特徴的な「スターハウス」も3棟建っていた。また一つ、古き良き建築物が無くなってしまったと思うと、なんだか寂しい・・・


UR都市機構シャレール荻窪の500。背後に広がる更地には、かつて荻窪団地があった。

2011年09月28日に撮影した、荻窪団地の模様。既に撤去作業準備のため、立ち入りは出来ない情況になっていた。

2011年09月28日に撮影した、荻窪団地の模様。昔ながらの昭和然とした団地だった。

2011年09月28日に撮影した、荻窪団地の模様。3棟有ったと言われている「スターハウス」は、この時点で既に17号棟ただ一つになってしまっていた。

2011年09月28日に撮影した、荻窪団地の模様。当時の団地構内は、この地図のようになっていた。


 UR都市機構シャレール荻窪構内の現在の様子 (動画)



 UR都市機構シャレール荻窪構内の現在の様子 (動画)



 2011年09月28日に撮影した、解体前の荻窪団地構内 (動画)



 2011年09月28日に撮影した、解体前の荻窪団地構内 (動画)


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