無く子も黙る「Chameleon NFS/X 日本語版」のパッケージ。Windows3.1上でTCP/IPネットワーク環境を構築するための、一連のソフトウエアの集大成版である。1994年のNETMANAGE社の製品。Ver 4.01J。Windows3.1時代にお世話になったソフトだった。


■退廃的互換機趣味(其之十八) (2009/05/25)
 【カメレオン】

 今までしつこくWindows3.1環境でのネットワーク構築について書いてきたのであるが、Windows For Workgroups 3.11以外でも、日本語Windows 3.1J上でTCP/IP接続を可能にするソフトウエアの一つに、この「カメレオン」があった。筆者も大変良く使っていたこともあり、倉庫の中にはまだパッケージが当時のまま保存されていた。そこでさっそくテストベンチに導入してみることにした。

 今回導入するのは、「Chameleon NFS/X Ver 4.01J 日本語版(1994年製)」である。まさにWindows95発売前の、Windows3.X上での最強のネットワーク構築ソフトだった。値段もかなり高く、手軽に購入というワケにはいかなかったものだ。パッケージソフトはFDで全8枚組み。インストーラーに従って、Windows 3.1J上からセットアップを行うだけで、組み込みは完了する。但しその後の設定が少々やっかいだ・・・

 今回は、NICとしてISA版の3com 3C509B Ether Link IIIを使用した。これは、カメレオンに標準でドライバが搭載されているNICである。しかし導入時、なぜかNICの選択画面で「ELNK3.DOS」ファイルを要求される。3comのHPからダウンしたDOS用ドライバを入れてみたところ、どうにもうまく認識しない。結局、Windows For Workgroups 3.11に入っている「ELNK3.DO_」ファイルを、Expandコマンドを使用して展開し、生成されたファイル「ELNK3.DOS」を、「netmanage」フォルダに放り込むことにより、認識に成功した。これは謎である。まあ、こういった謎の部分があるからオモシロイんだけどねぇ・・・

カメレオンのパッケージ。これを見て「懐かしい・・・」と思うヒトは、相応の年を取っているということだ。

カメレオンのパッケージ裏面の能書き。
細部を読みたい方はこちら。

 インストールが完了したら、TCP/IPの設定作業に移る。基本的には、以下に示すような手順を粛々と行っていけば、接続は完了する。今回はテストベンチのIPアドレスを固定として設定した。最後にルータへPingを飛ばし、戻ってくれば大丈夫となる。

 なお、インストールにより、「config.sys」と「autoexec.bat」に、下記の記載が追加される。

【config.sysへの記述】
REM The following line was added by Chameleon 05/25/09
DEVICE=C:\NETMANAG\PROTMAN.DOS /I:C:\NETMANAG
REM The following line was added by Chameleon 05/25/09
DEVICE=C:\NETMANAG\ELNK3.DOS
REM The following line was added by Chameleon 05/25/09
REM The following line was added by Chameleon 05/25/09
DEVICE=C:\NETMANAG\NETMANAG.DOS


【autoexec.batへの記述】
@REM The following line was added by Chameleon 05/25/09
C:\NETMANAG\NETBIND
C:\WINDOWS\AD-DOS.COM
C:\WINDOWS\SMARTDRV.EXE
@REM The following line was added by Chameleon 05/25/09
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 ウェブブラウザには、当時モンのNetScape Gold 3.02を使用する。最近のタグやスクリプトは一切理解出来ないものの、一応閲覧するところまではできた。Windows95以降はネットワーク接続は超簡単になってしまったが、Windows3.Xの時代には、そこそこ苦労しなくてはならなかったのだ。これが2009年時点でたった15年前のことなのである。そう思うと感慨が深い。

Windows 3.1J上のカメレオンフォルダの中身。様々な機能があるので、アイコンがいっぱい並んでいる。中でも最も重要なアイコンが「Custom」だ。

で、その「Custom」のトップ画面がこれ。ここでネットワーク接続に必要となる一連の設定を行う。既にNICの物理アドレス、IPアドレスは、起動時に設定されている。

NICの選択画面。3Comだとここに示したような製品がリストアップされる。いずれもかなり古いものばかりだから、物持ちの良いヒトでないと使い物にはならんだろうなぁ。。。

ネットワーク物理層のパケット形式を選択するダイアログ。DIX形式を選択しておいた方が無難である。

自機のIPアドレスを指定するダイアログ。今回はDHCPでは無く固定IPとして設定した。

サブネットマスク設定ダイアログ。

ホスト名指定ダイアログ。

ドメイン名指定ダイアログ。いい加減もう疲れてきた。。。

インターフェース名指定ダイアログ。メンドクサイからデフォのまんま。。。

デフォルトゲートウェーのIPアドレス設定画面。

DNSのIPアドレス設定画面。

ようやく基本設定が終了し、ちゃんと接続されているかどうかを確認するためPingをとばしてみる。よしよし、ちゃんとルーターから返事が来てるな。。。

今回のインストール時の謎、ELNK3.DOSファイル。Windows For Workgroupの中に入っている「ELNK3.DO_」をエクスパンドして使用した。FDのファイルが壊れていたのかもしれない。

ブラウザにNetScape Gold 3.02を使用して、FunkyGoodsのページにアクセスしてみたところ。理解できないスクリプトやタグは、遠慮無くエラーを吐きまくる。でも、一応見ることはできた。

動画1.カメレオンを使用してネットワーク接続した日本語Windows Ver3.1J。ブラウザはネットスケープ・ゴールド3.02である。
(VGAサイズでご覧になる方はこちら

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