Microsoft Windows Ver1.03の「時計!」
時計でつ。CLOCK.EXEでつ。Windows 1.03の時計でつ。昔はのどかでしたなぁ・・・感慨無量だよ!
ヽ(`Д´) ノ


■窓(Windows)を開ける!(2005/08/21)

 カルトソフトだと筆者は勝手に思い込んでいる「Microsoft Viretual PC」なのであるが、意外に遊べて面白いことが判明した。これで当分、昔のFDを引っ張り出して、暇を潰すことができそうだ。とは言うものの、「波多利朗ともあろう人間が、エミュレータなんぞでDOS遊びをするとは、地に墜ちたものだ!モノホンのDOSマシンの一台でも作ってみろ!」という、柴隠上人 稀瑠冥閭守 (Kerberos)氏の辛辣骨を指す言葉も、ある意味真実だとは思うんだけどねぇ。。。
(´ヘ`;)

 でもって、さっそく古(いにしえ)の窓(Windows)を開けてみることにした。どういうわけか、筆者宅にはWindows Ver 1.01、Ver1.03、Windows Ver2.03といった、いったいどこから湧いて出てきたのか判らないようなOSがころがっている。手始めに、この辺から起動させてみることにすっか。基本となるDOSは、5.00なんて「新しい」ものを使うのは、こういった古い窓に対して失礼というものだろう。やはりPC DOS Ver3.30以前を使わないとね。幸い、オリジナルのIBM PC/ATを飼っていたせいで、古いOSも手元にある。とりあえずIBM PC-DOS Ver.3.30をベースに構築してみよう。


IBM Personal Computer DOS Version 3.30
DOSが立ち上がって、DIR取った画面。当然と言えば当然だが、立ち上がり時間は恐ろしく短い。DOS/V以前の製品なので、「日本語?何スか?ソレ!」というOSである。COMMAND.COMのタイムスタンプは、1987年3月17日。もうすぐ20年経過するシロモノだな!


Microsoft Windows Ver1.03 MS-DOS Executive画面
Win31時代の「ファイルマネージャ」に相当する画面。Windows 1.03は、EGA(VRAM 64KB以上)の画面設定で導入した。この他に、モノクロCGA等が選択できる。残念ながら、Virtual PCでは、Win 1.01、1.03共にマウス操作が利かない。エミュレータの限界かも。
_| ̄|○


Windows Ver1.03の電卓
電卓画面を起動した。背後には、「MS-DOS Executive」プログラムを示す5.25インチのFDのアイコンが見える。


 IBM PC-DOSのインストールは超簡単。FD入れてブートし、「FDISK」かけた後にドライブを「FORMAT /S」すれば完了である。Windows Ver1.03の導入も簡単。元々このソフトは、360KBの5.25 inch FD 5枚で供給されているが、1.44MBの3.5 inch FD 一枚に入ってしまうので、楽である(そうしないと、Virtual PCに導入できない。筆者のDELLマシンには、さすがに5.25 inchのFDドライブは搭載されていないからね)。残念ながら、エミュレータの限界か、マウス操作が利かない。従って全てキーボードから操作することになる。

 Windows 2.03であるが、とういうワケか知らんが筆者宅には「ドイツ語版」しかないんだよね?どうにも不思議である。大昔にジャンク屋で購入したIBM PC/ATかなんかに付いていたんだと思うんだけど・・・まあとりあえず、ドイツ語版でも良いからインストールしてみる。こちらはインストール途中に「何何のDISKを入れろ」みたいなメッセージが「ドイツ語」で出てくるので、大変やっかいなのではあるが、とりあえず無事インストール終了。Versionが上がっていることもあり、マウスも全く問題無く動作した。ここまでくると、ようやくWindowsらしくなってくるね。。。
(´ー`)у-〜

Windows Ver2.03の画面
ようやくWindowsらしくなってきた。しかし、なぜかドイツ語版である。1987年にリリースされた、Version 2.03。コントロールパネル画面とか、脱力系のシンプルさである。


Windows Version 3.02(日本語版)
ようやく現代に戻ってきた感のある、Windows Version 3.02。1991年のリリースだった。当時会社では、導入したのは良いが、動かすアプリがほとんど無くて、PDSをシコシコ入れては楽しんでいたものだよ。因みにVersion 3.02ではFDがたった5枚であった。


 ついでにWindows Version 3.02(日本語版)も導入してみる。こちらは、Microsoft MS-DOS Ver 5.00/JをDOSとして使用し、インストールを行った。さすがに仮想86モードでの起動はできなかったが、リアルモード(win /r)での起動は可能だ。もうこの時代のWindows になると、実際にリアルタイムで使用してきたので、あまり珍しいという感覚は無く、ただひたすら懐かしいのである。

 とまあ、色々と遊んでいるところなのだが、Virtual PCそのもののサポートOSとしては、DOSについてはMicrosoft MS-DOS 6.22/V、Windowsについては95以降しか対応していないので、上記に導入したOSは、保証の範囲外で使っていることになる。仮想マシンのHDは、全てファイル化されるので、他のマシンでVirtual PC環境を構築した際にも、簡単に移行させることが可能だ。真に意味で互換性を望むのであれば、確かに柴隠上人 稀瑠冥閭守 (Kerberos)氏の言うように、モノホンのDOSマシンを1台用意する必要がある。こうして、昔のソフトを動かすのは結構楽しいから、今度ヒマを見つけ、余り部品で作ってみるとするかな・・・

ヽ(´ー`)ノ

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