Cherry Pocket Radioのパッケージ
それにしても、スゴイ雰囲気だ。パッケージからしてただ者では無い!


■一応、トランジスタ・ラジオなんでつが。。。 (2005/07/03)

 2/12の回に取り上げた「高音質電子念佛機」以来、久々の感動を受けた製品。このようなラジオが、2005年現在新品で、しかも税込み1,522円という価格で販売されていることに、少なからず驚きを覚えたため、思わず購入してきたものである。吉祥寺PARCOの上方階に、「BRAND NEW ROCKET」という、かなりユニークなお店がある。筆者はこのお店が大好きで、吉祥寺に行った際には必ず立ち寄るのだが、本品もここでハケーンした。

 まず、パッケージからして「キテ」いる。デザイン・配色・箱の材質、どれを取っても敵なしの怪しさだ!一応、「Cherry Pocket Radio」という名称が付いており、BRAND NEW ROCKETがプロデュースした物らしい。中身がスゴイ。そう言えば、昭和40年代にこんな感じのラジオ流行ったよな〜〜〜と、思わず感動してしまうようなシロモノなのだ。大体、最近のラジオって1チップで構成出来てしまうんだけど、このラジオはそういった集積回路を一切使用していない。それはもう、古典的なトランジスタラジオのお手本みたいな作りになっているのだ。

 また、中波の他に短波も聞けるという仕様も渋いぜ!そう言えば、昔は株式情報を聞くため、専用の短波ラジオってのもあったよな・・・電源は単一乾電池を2本使用する。感度は悪い。音質だが、ラジオ本体正面に「6.6cm SPEAKER」とデカデカと書いてある割には、非常に悪い。。。。逆に、このものすごい音質だからこそ、昔を思い出して郷愁に浸れるのかもしれないが。それをワザと狙ってるとしたら、それはそれで素晴らしい商品企画である!

 実際、どこの国で製造されているのかは、不明。ただ箱の底面に、ヒンズー語みたいなスタンプが押されているので、インドか、どっかかな?という感じがする。異国の雰囲気を味わえる、貴重な製品だ、と筆者は勝手に感動して、詳細を掲載してしまった。

Cherry Pocket Radioの本体
本体もスゴイよ!デザインが良いねぇ〜〜〜。昭和40年代の製品といった感じ。


選局部分のアップ
当然、選局も全てメカ式。ダイアルを回すと、針が左右に動いて、周波数を示す。


本体裏側
中波と短波を切り替える、不自然なくらい大きなスライドスイッチの下には、巨大な単一乾電池2本を格納するバッテリーボックスがある。バッテリーボックスカバーのプラスチック成型は、なかなかスゴイ!バリばかりである!!


本体内部
あんまスゴイので、中を開けてみた。いやぁ〜、古典的な構成だ!今時こんな構造のラジオ、見たこと無いよ!正直申しまして、深く感動しました!これ、イイ!!!


本体内部のアップ
ロウで固められたバー・アンテナ、中間周波トランス、出力トランス、ポリバリコン。懐かし部品がベークライトの基板上に並ぶ。これで使用しているトランジスタがゲルマだったら、言うこと無いのだが、さすがにそこまでは逝ってない。。。


謎の捺印!
おそらく、この国で作られた物なのだろう・・・・


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