■時計増殖す (2005/06/11)

 技術評論社発行の季刊誌「Mobile Press」の取材を受けた時のことだ。確かモバイル端末ヲタのライター宅を訪問レポートするような特集だったと思う。筆者宅を訪れた同誌担当のT中氏は、部屋に入るなりビックリしたものだ。というのも、そこら中時計だらけだからな、筆者宅は。筆者はレトロな振り子時計とゼンマイ式置き時計に、それこそ病的とも言えるような嗜好を持っている。ロバート・A・ハインラインの古典的名作「夏への扉」に、ジンジャー・エールに病的な嗜好を持つ飼い猫のピートというのが登場するが、それに匹敵するくらい、アナログ時計が好きなのだ。

 T中氏が訪れた時、筆者の作業部屋には合計15個の振り子時計&置き時計があった。それが今じゃ22個だ!こりゃ、どう考えても異状である。部屋の中、どこを見ても必ず1個は時計が目に入るといった感じだからな。しかも、それらが全て、コチコチ、チクタクという音を出している。。。やはり筆者は奇人の部類に属するのかもしれない。そんな中、また新たに1個の時計が加わった。大変小振りでカワイイ格好をしている。ちょっと時間が狂うので、例のスゴ腕時計店であるS田時計店に調整をお願いしておいたものだ。

 基本的に筆者は、置き時計は全てゼンマイ式でオール金属製(真鍮製)のものをコレクションするよう心がけている。今回新たに加わった置き時計は、筐体はプラスチック製であるが、格好とデザインが気に入ったので入手した次第だ。メーカーはSEIKO。プラスチックケースではあるが、マークが旧ロゴなので、おそらく昭和30年代の製品と思われる。機能的には極めてシンプルで、アラームも付いていない。小さい割には元気が良くハッキリとした駆動音がするのも特徴的だ。

 しかし、この病的な趣味、少し考えなくてはならんな。。。そのうち、振り子の音がうるさくて、眠れなくなってしまうかもしれないし。。。って、今でも充分うるさいのだが・・・・
ヽ(`Д´) ノ

SEIKO社の小振りでカワイイ置き時計
こーゆー小さいゼンマイ式置き時計は好きだね。。。

SEIKO社置き時計の裏面
アラーム機能が無いので、非常にさっぱりとしている。

SEIKO社置き時計の側面

SEIKO社置き時計の文字盤
レトロな文字と針は、独特の雰囲気がある。どうして現代ではこういったデザインの製品が出てこないんだろうか?


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