■ パームトップ・パソコンの往年の名機 ■

U.Atari Portfolio の製品構成                    

Atari Portfolio は、パームトップ機としてはかなり古い製品であるがゆえに、仕
様が特殊である部分も多い。液晶画面は、多くの「謎ぱ〜機」が採用している CGA
画面では無く、40文字x8行の特殊仕様である。この液晶画面は、仮想画面モード 
に設定することで、80文字x24行の表示が可能となる。仮想画面モードとは、80×
24 の画面を 40×8 の窓をズリズリと動かして表示する方法だ。液晶の品質は高い
方で、視認性は良い。                           

ATARI Portfolio の液晶画面

キーボードは QWERTY 配列の 63 キーで、ボタンタイプであるが、このクラスのパ
ームトップ機としてはキートップが比較的大きく、またクリック音を出すことも可
能なので、タッチタイピングは容易な方だと言える。キートップは左上が欠けた形
にデザインされており、この辺はなかなかおしゃれなデザインだ。       

ATARI Portfolio のキーボード

カードスロットは本体左側に1基内蔵されている。しかし、このカードスロットは
現在標準となっている PCMCIA 規格のものでは無く、特殊仕様である。     

ATARI Portfolio のカードスロット

Portfolio で使用するカードは、大きさはほぼ PCMCIA カードと同等であるが、カ
ード表面に 32 Pin のインターフェス端子がむき出しで並んでおり、PCMCIA と外 
観は大きく異なっている。カードは、端子面を上にしてスロットに挿入する。  
Portfolio にはイジェクトボタンといったシャレたものは付いていないため、カー
ド取り出す場合にはカードの露出部分をつまんで引っ張り出す。ATARI 専用カード
としては、容量 1MB までの RAM と、容量 2MB までのフラッシュメモリカードが 
製品化されている。                            

Portfolio 専用 64KB メモリカード

Portfolio に実装されている内蔵メモリは、RAM が 128KB、ROM が256KB である。
内蔵メモリについては、純正品では無いが 512KB まで容量拡張した基板が、チェ 
コスロバキア等で販売されている。Portfolio では、内蔵メモリを RAM ディスク 
ドライブとプログラムメモリに割り振って使用する。この割り振り容量の設定は、
本体に内蔵されている FDISK コマンドで行う。                

Portfolio には、シリパラコネクタは搭載されていない。しかし、本体の右側には
Portfolio Bus と呼ばれている専用のバスが設けられており、ここに別売りのユニ
ットを接続することで、パラレルコネクタやシリアルコネクタを増設することがで
きる。この Portfolio Bus は、アドレスマルチプレクスされたシステムバスで、 
その制御ラインの仕様もドキュメントとして公開されている。バスの信号線数は全
部で 60 本で、アドレス/データ兼用の AD0 〜 AD7 と、アドレスラインの A8 〜
A19、及び各種制御ラインが配置されている。 デスクトップ PC との接続には、 
Portfolio Bus に、オプションのパラレルボックスもしくはシリアルボックスを接
続して行なう。                              

メインバッテリーは、単三乾電池を3本使用する。使用するバッテリーの本数はパ
ームトップ機としては多いほうであるが、市販の乾電池が使えるので、外出先でも
容易に入手可能なのは評価できる。なお、サブバッテリーは搭載されていないので
電池交換は短時間に行う必要がある。電池を3本交換するぐらいであれば、本体に
内蔵されたコンデンサーが内蔵 RAM の内容を記憶してくれる。         

なお、Portfolio 関連の情報や関連商品の購入は、下記URLから入手できる。 

 http://www.port-home.com                        

▲前ページへ                     ▼次ページへ

Top Page