リストマーク 塩尻市の旧車ヤード(2000/03、2002/04)

写真1.旧車ヤード外観(2002/04撮影)


 ここに掲載した旧車ヤードは、現在でも営業している自動車整備工場の一角である。ショップ名は伏せておく。しかし、その手の旧車マニアの方には結構有名な場所のようで、旧車専門雑誌にも掲載されたことがある。廃墟ではないものの、それに近い風景だ。

 この場所を見つけたのは、単なる偶然であった。小谷温泉山田旅館に湯治に行く途中、友人の薦めによりラーメンが美味しいと評判なレストラン「国界(こっかい)」に立ち寄った。食べ終わって外に出て、何気なく横を見ると、なにやら昔の車を大量に駐車してあるヤードが見える。その在庫数たるや、相当のものであったが、何よりも在庫車輌の年式・種類の濃いことといったら。。。。それこそ旧車マニア垂涎の車種がゴロゴロしているのだ。長野県には旧車が多く残っているそうだが、これだけの数を一度に見たのは初めてである。外観は痛んでいるものの、今となっては貴重なストックと言えるだろう。筆者のような旧車愛好家にとっては、またとない目の保養となった次第である。

Google Maps上での位置は、下記の通り。
塩尻市の旧車ヤード


写真2.ヤードの中には、60〜70年代に活躍した国産車が静かに佇んでいる。外観はかなり痛んでいるものの、欠品や破損は少なく、ハードなレストアベース車としてはうってつけの車両だ。こうなるともはや、廃車ヤードというものでは無く博物館の様相を呈している。(2002/04撮影)


写真3.日野コンテッサ1300セダンなどといった濃い系の廃車もある。ミケロッティのデザインは錆びてもなお美しい!お隣はプリンス・スカイライン54Bか?(2002/04撮影)


写真4.こちらは60年代国産大衆車のコーナー。ベレット、コロナ、サニーがお行儀良く並ぶ。通常であれば使い潰されてしまう運命のアシ車たちが、こうして残存しているのは珍しい。(2002/04撮影)


写真5.ヤードの裏側を見たところ。このようにJRの線路に隣接しているので、車窓からでも見ることができる。ダルマセリカやクラウンハードトップ(それもレザートップ!)が見える。鉄っちゃん写真っぽく、通過する電車を背景に撮影。しかし、建物裏側のこのような空間にまで、旧車で埋め尽くされているとは、何と幸せな環境であろう!(2002/04撮影)


写真6.ヤード深層部にもこの通り旧車の群れが。なぜかコロナやサニーといった、国産大衆車が多くストックされている。ベレットも多い。オーナーの趣味が現れているのであろうか?それとも、単に引き取った旧車に大衆車が多かったのか?(2000/03撮影)


写真7.同じくヤード深層部の風景。旧車マニアにとっては癒し系の風景?(2000/03撮影)


写真8.さて、この写真を写真4とを比較して頂きたい。この2枚は、約2年の間隔をあけて撮影したものであるが、写っている車の位置が変わっているのがお判り頂けると思う。どうやらヤード内で車の位置を変えているとうなのだ。これだけの台数の、しかもかなりの旧車を、どのようにして移動させているのか?疑問は尽きない。。。。。(2000/03撮影)


写真9.廃墟系とは無関係だが、ここが非常に美味いと評判のラーメンを出すレストハウス「国界(こっかい)」。表向きは何の変哲もないドライブインであるが、供するラーメンの味は他に類例を見ないもの。絶対の自信を持ってお勧めできる。月曜日は定休日のようなので、要注意。(2002/04撮影)


写真10.そしてこれがその国界ラーメン。ちじれた細い麺と、分厚いチャーシューに特徴がある。筆者など、この写真を見るだけでヨダレが出てきて、パブロフ犬状態になってしまう。サラダ付きで確か800円也。結構地元でも有名みたいで、いつ行っても混雑している。(2002/04撮影)




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