■ エポック社 野球盤 CM型 MODEL-2 ■


写真1.エポック社野球盤CM型 外箱

 エポック社と言えば、かつて非電化ゲーム装置の大手メーカーであった。ここに掲載した野球盤などはその最たるものであるが、この他にもバスケットボールやサッカー、レーダーサーチといった、いわるゆ人が自分の手を動かして遊ぶゲーム装置を多数発売していた(あ、レーダーサーチは電池とブザーを使用していたから厳密には非電化ゲームとは言えないな!)。液晶パネルに十時カーソルといった現代のゲーム機の定番は、ここには全く介在していない。さて、この野球盤であるが、人気商品だけのことはあり、様々なモデルが存在した。掲載したものは、CM型と呼ばれている、最もベーシックなタイプである。本モデルの発売は1976年である。外形寸法は41cm×41cmの正方形。

 CM型Model-2は、野球盤の中でも完成度が高い。必要な機能はほぼ全て揃っている。ギミックとしては、盤裏面に取り付けられていた磁石の位置を変えて変化球を実現する装置や、連続投球可能な装置、そして掟破りの消える魔球メカも搭載されている。この消える魔球メカは今見ても噴飯物の仕組みで、ホームベース手前の盤面が下にスライドし、投球がそのまま地下に潜ってしまうという、これはもうどうあがいても絶対打てないという代物だった。消える魔球は、ゲーム中に多用すると喧嘩の元になるので、あらかじめ回数を決めておくのが常だった。

 ストライク・ボール・アウトの数は、専用のカウンタで記録することができた。ランナーはもちろんプラスチックの板を穴に立てて使用する。一球ずつ投げるのでは効率が悪いということで、連続投球メカも導入された。あらかじめ球をホルダーに入れておくことで、いちいち投球メカに装填する手間が省ける優れものだ。

 本体裏面には、以下の文字がエンボスで記載されている。

  (C) 1976 EPOCH CO., LTD.
  MADE IN JAPAN
  PAT. 51-26854
   51-32547

投球コントロール部分には、3つのレバーがある。左側から「球筋制御レバー」、「玉放出レバー」、「消える魔球レバー」の順となっている。「球筋制御レバー」は、右カーブ、ストレート、左カーブの3段階に調整可能。盤裏面の磁石の位置を変化させることで 実現している。箱には下記の文句が記載されている。

 目にもあざやか!!活気に満ちた盤面
 カーブ、シュートそして消える魔球が
 実践なみの試合展開を実現します。
 スタジアムの興奮がそのまま伝わってきそうだ。
 連続投球装置付き
 面白さを倍加する消える魔球装置付き


写真2.エポック社野球盤CM型 本体

写真3.エポック社野球盤CM型 本体裏面

写真4.エポック社野球盤CM型 操作パネル

写真5.カウント表示器

写真6.消える魔球のメカ

写真7.投球装置

写真8.連続投球装置装着時

写真9.付属品(ランナー、パネル、ボール、取説)



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