SONY製の懐中電灯

■SONY製の懐中電灯とマイクロフォンミキサーの話 (1999/12/11)

●1999年12月11日(土曜日)
 知人であるRandy氏から、とんでもないモノを頂戴する。先日、例によって外出ついでに秋葉原の古炉奈でミーティングを行った時のこと。ミーティングといっても、ただのガラクタ談義である。ところで、筆者は古炉奈をとても良く利用する。古炉奈は、秋葉通ならばだれでもご存知の喫茶店で、ローストの濃いコーヒーが非常にうまい。値段は他店と比較すると若干高めであるが、おかげで本当に好きな連中しか来ないので、店内の雰囲気は落ち着いている。ケーキセットもお勧めだが、やはり厚切りトーストが絶品だ。夕食などここで取る場合には、是非ともライスでは無くトーストを選択すると良い。何を書いているのか判らなくなってしまったが、ミーティングの話であった。

 さて、その席上で頂戴したモノが、このSONY製の懐中電灯だ。あの天下のSONYが懐中電灯を作っているというのは、良く考えてみるとちょっとシュールだ。少なくとも筆者にとっては、初めて見るものだ。聞くところによれば、電気屋さんの倉庫に眠っていたものだそうで、パッケージ未開封の、いわゆるデッドストックと呼ばれるものだ。今回掲載した写真も、もちろんパッケージから出さずに写している。オリジナルの状態を保つのが、コレクターの任務だからね!

 正式な型番は「FL-102ソニーフラッシュライト」と言う。定価630円(乾電池別売)で、単一乾電池を2本使用する。パッケージはかつての「オレンジボーイ」シリーズを連想させる。電池を入れるキャップには、ちゃんとSONYのロゴも入っている。まあ、SONYもエバレディが乾電池を作っているので、懐中電灯を作ったとしても別に変ではないんだけどね。。。実際この懐中電灯は、エバレディ製であった。これを見て、NECの掃除機を思い出したね。以前一回だけ見かけたことがあるが、どこかのOEM製品であるにしろ、妙に感動したことを覚えている。


同じくSONYのマイクロフォンミキサー

同じくSONYのマイクロフォンミキサー

 SONYの話題が出たところで、ついでに紹介しておくのが、ここに掲載したマイクロフォンミキサーである。この製品は5年ほど前、吉祥寺の路上の骨董屋から3,000円で購入したものだ。製造年は不明であるが、おそらく60年代の製品と思われる。SONYの旧ロゴが入ったミキサーで、本体は金属製。パネルもツマミもレトロなデザインで気に入っている。

 このマイクロフォンミキサーの型番は「MICROPHONE MIXER TYPE TM-10KΩ」となっており、3本のマイク入力をミキシングすることが可能だ。本体背面には、標準タイプのモノジャック入力端子が3つ、設けられている。作りは頑強だが非常におおらか。おそらくどこかの放送局もしくはスタジオで使用されていたもののようで底面にはマジックで「OBATA」という名前が書かれていた。


SONYの旧ロゴマーク

 閑話休題。整備に出している500であるが、整備士の都合によりまだ返ってきていない。もうそろそろ2週間が経過し、さすがにさびしい限りである。予定では、今月19日頃には戻ってくることになっているが、もうそろそろ禁断症状が出てきそうになっている。手がかかるクルマなのだが、無いと寂しいものだ。

【2014年の追記】
秋葉原の古炉奈は、ホントウに良く利用した。プライベートでもビジネスでも、秋葉原で人と会う際は、ほぼ例外無く古炉奈だった。深煎りのコーヒーも旨かったし、ケーキセットも小腹を満たしてくれた。この店だけは無くならないだろうと盲信していたのだが、あろうことか2009年07月に閉店してしまった。。。店の後には、得体の知れない飲食店ができたようであるが、一度も確認していないのでワカラナイ。




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