伊東港のBEAT

■BEATで伊豆伊東に行く (1999/09/05)

●1999年09月05日(日曜日)
 BEATの車検も終わったし幌も張り替えて一年ぶりにオープンカーになったので、調子を見るために伊豆へドライブに出かける。昨日は日中すごい集中豪雨となったが、今日は晴れて穏やかな天気となった。気温も29℃程度と、それほど暑くない。絶好のドライブ日よりというわけで、がんばって早起きする。

 午前7時30分、東京を出発。夏休みも終わった最初の週末ということもあり、道路は思った通り空いている。都内は東名に入るまでほぼガラガラ。いつも渋滞する厚木のインターもスムースに通過する。小田原厚木道路では、いつものように小田原西→早川口間が渋滞中との表示であったが、行ってみると拍子抜けするくらい空いていた。都内走行中は排気ガスが臭いので幌を閉めたままで走ったが小田原西のサービスエリアで久々に幌を下ろす。一年ぶりのフルオープンは、非常に気持ちが良い。やはりBEATはオープンが一番だね。若気(若くもないが)の至りで一時期ハードトップに改造してしまったが、オープンカーはオープンで乗るべきだと、改めて感じる。

 東京を出てから約3時間、昼間としては記録的な早さで伊東に到着する。まづ、伊東港の堤防へ行き、BEATの撮影を行なった。


伊東港のBEAT

伊東港のBEAT

 前回伊東港に来た時は3月で堤防周辺はガラガラだったが、今回は日曜日で天気も良いこともあり、駐車している車が多い。BEATを撮影していると、港で餌をもらっていると思われる白黒まだらのネコが寄ってきた。こいつがまたとんでもない甘えん坊で、人が撮影していると擦り寄ってきて、アタマをゴンゴンぶつけてくる。撮影場所を変えると付いてきて、結構足手まといだ。しかも、すぐにかまってくれとせがむといった感じで、これほど甘えん坊のネコは最近お目にかかったことが無い。しかし、撮影が終わりBEATで出発する時には、残念そうな顔で見送ったりして、ちょっと寂しい感じもした。

 時間に余裕があるため、伊東港を出た後に川奈港に行ってみることにした。国道135号バイパスから川奈港へ抜ける海岸沿いの道路を通る。海女の小屋前を通過して、川奈海水浴場の近くまで入ってみた。途中、港が一望できるところで、記念撮影を行なう。川奈港は釣り人や海水浴をする人で、結構賑わっていた。


伊東港にいた甘えん坊のネコ

川奈港のBEAT

川奈港のBEAT

 川奈港を出てから、以前良く利用した一碧湖近傍の別荘地、イトーピア一碧へと向かう。この場所は敷地内に池田二十世紀美術館もあり、学生時代から良く行った所だ。別荘地の一角が空き地となっており、雑草が見事だったので、そこを背景としてBEATを撮影する。


イトーピア一碧のBEAT

イトーピア一碧のBEAT

 今回のドライブの目的は、大川温泉にあるお菓子屋「清月堂」で成り金豆を買うことだ。そこでイトーピア一碧を出た後、国道135号から旧道に入り大川温泉を目指す。国道135号旧道のいつもの撮影ポイントで、BEATの撮影を行なう。この場所は4年ほど前に発見したところなのであるが、大川温泉の手前にある岸壁沿いの道で、展望が開けているため伊豆大島を遠望することができる。

 ガードレールが無く路肩は低い石のブロックのみなので、海を背景に撮影するとなかなか画になる場所だ。但し路肩の向こうは絶壁なので、運転を誤ると致命的だ。夜中は通らない方が良いであろう。ここに車を停めてエンジンを切ると、波の音と夏にはセミ時雨しか聞こえてこない。滅多に車が通る道ではないので、非常に静かである。


国道135号旧道のいつもの撮影ポイント

国道135号旧道のBEAT

国道135号旧道のBEAT

 清月堂で今回の目的である「成り金豆」を大量に買い込み、ついでに伊豆急大川駅を見学する。シーズンオフの大川駅は人っ子一人いない閑散としたローカル線の駅であるが、今回は待合室がかなり賑わっていた。

 大川温泉で国道135号に戻り、伊東へと向かう。伊東近傍で若干の渋滞があったが、12時50分には伊東駅前の駐車場に到着した。昼食は、これまたいつも利用している蕎麦屋「成木屋」で、冷やし山菜そばを食す。商店街の中にあるお菓子屋「梅屋」で、銘菓ホールインを買い込んで帰途につく。日曜日ということもあり、帰りの東名渋滞が懸念されたため、若干早めに戻ることにした。午後3時40分東京着。


JR伊東線伊豆大川駅構内

JR伊東線伊豆大川駅構内

JR伊東線伊豆大川駅構内

JR伊東駅

【2014年の追記】
伊豆半島は学生時代からクルマで走り回っていたこともあり、一時は「林道レベルまで熟知している」なんてうそぶいていたことも有ったが、実際はそう詳しくも無い。一般人に比べたら、そこそこ変な道を知っている程度だ。ここに掲載した「国道135号旧道のいつもの撮影ポイント」は、そんなマイナー道路の中でも特にお気に入りの場所である。最近伊豆には行ってないが、今でもおそらくこんな感じで、あまり変わってはいないだろう。

ところで、この国道135号旧道では、一度事故を起こしそうになったコトがある。雨上がりの日にBEATで走っていた時だが、曲がり角で対向車が急に飛び出してきたのだ。写真を見ればお判りのように、この道は非常に狭い。行き違いは可能だが、スピードが出ているとキケンである。幸い、対向車は軽自動車だった。若干センターをはみ出して突っ込んできたので、こちらもとっさに避けたが、その際一瞬四輪ドリフト状態となった。ミッドシップは、四輪ドリフトに陥ると制御不能になることが多い。本能的にカウンターを当て、かろうじて回避できたものの、しばらくは動悸が止まらなかった。




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