■第五回K&Kクラブマンズミーティング at TSUKUBA (1999/05/23)

●1999年05月23日(日曜日)
 第五回 K&K クラブマンズミーティング at TSUKUBA を見学に行く。
 そもそもこのミーティングを見学することになったのは、Randy氏よりチケットを頂いたからである。天気も良いので、久しぶりにBEATで筑波までドライブに行く。

 このミーティングは午前8時にスタートする。大変朝が早い。ぐうたらな筆者は当然そのような時間に筑波まで辿りつくのは無理だと悟り、ゆっくりと出かけることにした。

 最近500ばかりかまっていたのでBEATの機嫌が心配だったが、さすが現代のクルマである。調子は全く変わらなかった。午前9時過ぎに出発し環八→東京外環自動車道→常磐自動車道のルートを通り、あっという間に谷和原I.C.に到着した。筑波サーキットへは、インターを降りてから国道294号線を北上し、宗道交差点を左折するのであるが、この交差点を見落としてしまい、下妻まで行ってしまった。ここで街中渋滞にハマったが、11時過ぎには筑波サーキットに到着できた。





 サーキットでは、事務局のRandy氏が出迎えてくれた。この炎天の中でのお仕事は、なかなか大変である。Randy瀬氏は真っ赤に日焼けしていた。氏は最近ステップバンからBEATに乗り換えたばかりで、今日もまっ黄色のBEATを乗って来場していた。

 サーキット駐車場は、Randy氏のおかげで利用できたスタッフ専用の場所だった。関係者オンリーの駐車場だけのことはあり、なかなかユニークな車が多い。カプチーノやBEATも見受けられたが、中でも異彩を放っていたのは、1960年代の、黒塗りのプリンスグロリアスーパーであった。サーキット会場にこの車で乗り付けるというのは、かなり好きなお方なのであろう。






 今日は7月上旬の気温となり、まるで真夏のような日差しである。出席者のみなさんは、真っ赤に日焼けしていた。既にメインのレースは終了してしまったため、会場のピットに駐車している参加車を見学する。ちなみに、ピットに入れたのも、Randy氏が口をきいてくれたおかげである。

 このミーティングは K&K クラブマンズミーティング実行委員会の主催でいくつかのランクに分かれているが、改造軽自動車クラスが最もユニークで面白い。会場にはミッドシップに改造されたスバルR2や、オープントップになっちゃったホンダZ(昔のZね)など、とんでもないクルマのオンパレードである。メカも後輪ダイレクトチェーン駆動やシーケンシャルシフト等、凝り凝りだ。世の中にはこのような趣味もあるのかと、感心する。しかし、でっかいプラモを組み立てているようで、なかなか楽しそうではあるな。

 見学途中、ロータス7クラスのレースが始まる。車種が車種だけに速い速い!面白いのは、タイムトライアルに挑む本気組と、サーキット走行会組に分かれてしまうとろこであろうか。走行会組はマイペースでゆっくりと走っている。しかし、エリーゼの4輪ドリフトシーンなんかもあり、なかなか迫力があった。




 12時過ぎには見学を切り上げて帰宅する。時間が早いこともあり、道路はガラガラの状態だった。それにしても、今日はかなり暑かったようで、BEATのエアコンの効きが悪かった。ひょっとしたら冷媒抜けかもしれんな。

 というわけで、今回は500の出番は無かったが、たまにBEATに乗るのも良いものだと感じた一日であった。やはり500とBEATでは性格が全く異なっているというところが良いのであろう。それぞれ異なった持ち味がある。BEATは調整の手間も不要だし安定しているが、逆にいじくる面白さが無い。500は古いクルマでもあることから若干不安もあるが、手間をかけて調整する面白さがある。どちらの車も、久しぶりに乗るとそれぞれの良さが実感できる。しかし個性という点では、やはり500の方が強烈と言えるであろう。

【2014年の追記】
筆者は走り屋さんでは無いので、サーキットとは無縁のヒトだった。それだけに、この筑波サーキットのイベントは新鮮に感じた。最も、あそこまでクルマを改造する趣味は無い。ところで、スタッフ専用の駐車場で見かけたプリンスのグロリアスーパーであるが、その後持ち主が筆者宅から徒歩7分程度のところに住んでいるのが判明した。筆者は後日、「FunkyGoods Shop」という骨董品店を営むことになるのだが、そこに訪れたお客さんが、グロリアスーパーのオーナーだったのである。なんという偶然!世の中、信じられないようなことがあるものだ。映画だったらご都合主義みたいに見えるようなことが、現実世界で起きる。




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