■横浜入港と車検取得 (1999/02/24 - 1999/03/06)

●1999年02月24日(水曜日)
 ショップより電話連絡がある。横浜港での関税手続きを終えたFIAT 500Lは、現在国立のストックヤードに保管されているとのこと。現状ではブレーキ系統の調整が必要だが、その他についてはおおむね良好ということであった。マフラーは新品が装着されているそうである。フロアカーペットが入っていなかったため、急遽航空便で取り寄せている最中であるとのことだった。車庫証明の取得が必要になってきたため、本日夕方に必要書類を送付したそうである。

●1999 年02月25日(木曜日)
 昼休み時間中に、勤務地近くの警察署に寄って車庫証明書の書類一式をもらってくる。空き時間を利用して、車庫証明書の「所在図記載欄」と「配置図記載欄」を記入してしまう。ついでに、印鑑証明書を取り寄せる。

●1999 年02月26日(金曜日)
 ショップより必要な書類が届く。内容は車庫証明書用書類と、委任状である。必要事項を記入する。

●1999年03月01日(月曜日)
 出勤途中に最寄りの警察署に立ち寄り、車庫証明書を提出してくる。以前ハコスカの車庫証明を提出した時は窓口が非常に混雑していたが、今回はガラガラであった。ハコスカ用として登録しておいた駐車場を、FIAT 500用として流用する。書類と申請料2,000円を納付する。証明書の発行は03月03日以降の予定とのことだった。

●1999年03月03日(水曜日)
 出勤途中に最寄りの警察署に立ち寄り、車庫証明書を受け取って来る。車庫証明シール代金として500円を納付する。これで必要書類が全て整ったため、書留速達で書類一式を吉祥寺のショップへ送付する。

●1999年03月06日(土曜日)
 吉祥寺のショップを訪問する。国立のヤードで整備中のFIAT 500Lは、現在車検を通過し、機関の整備を行っているところであるとのことであった。因みに、予備車検を取得した日は03月03日のひな祭りの日だったとのこと。なかなか縁起が良い!
 ブレーキ関係は終了したが、オイルパンからのオイルの滲みが確認されたため、現在調査中とのことであった。大したことがなければ簡単な整備で済むが、もしオイルパンに不具合がある場合には、最悪エンジンを下ろして整備する必要が有るとのこと。現状では何とも言えないそうである。ただ、テスト走行してみたところでは、特に不具合は発見されていないようだ。全般的な調子は上々とのことで、安心する。
 タイヤについては、新品を付けてもらうことになっていたが、イタリアより届いた車には、なぜか中古のかなりくたびれた物がついていたそうだ。そこで、タイヤについては交換することになったが、あいにくFIAT 500に用いる125 SR-12と言う規格は、国内では新品が入手困難で、135以上になってしまう。店長の話しでは、135を履くとデザイン的にバランスが悪くなってしまうため、新古品の125を付けてもらうことになった。
 残金入金後すぐにナンバー取得処理に入り走行テストを行うとのことなので、03/08に振り込むことにする。気になる納車時期は、03/21前後には確実とのことであった。今回訪問時には、やはりFIAT 500Lを購入したRandy氏が来店しており、自転車やラジオ、オーディオについての濃い話題で盛り上がる。店長さんより、FIAT 500Lのマニュアルコピー版と、国立で撮影した現車のポラロイド写真を頂いた。以下に、国立で撮影した写真とマニュアルコピー版の表紙および内部を掲載する。国立で撮影した写真は、ポラロイドということもあり、若干色かぶれを起こしている。

【2014年の追記】
納車間近ということで、必要書類の準備に翻弄している。仕事の合間を見計らって、警察署に何度も足を運んだのを覚えている。面倒くさい車庫証明書の記入も、もうすぐ納車という時期なので苦にならなかった。当時はFIAT 500についての知識も無く、タイヤが日本では入手しづらい125という細い製品であることも知らなかった。フロアカーペットの欠品といい、タイヤの件といい、やはりイタリアという国はどこかオチがある。

もう一点、1999年03月06日に、筆者は初めてRandy氏と会っている。Randy氏とは、その後ずっとマニアックな世界で濃い情報交換を行うことになるのだが、当然この時は、そんなことは知らない。この時は、ショップの店長さんからの紹介でFIAT 500を5台乗り継いでいるという、ワケのわからない経歴を持っているヒトだということだけは理解した。


東京都国立市で撮影された、FIAT 500Lのポラロイド写真。日本到着後間もない時の撮影である。まだナンバーも付いていない。後ろには、同類がたくさん駐車している。長い船旅を終えて、ほっとしているような印象を受ける。

ショップの店長さんから頂いた、FIAT 500Lのユーザーズマニュアル。残念ながらコピー版である。実車が納車するまでの間、これを見て勉強をしておくようにと渡された。納車が待ち遠しかったので、細部までしげしげと見た覚えがある。
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