波多 利朗の Funky Goods 1994年11月号


PC WAVE 1994年11月号 表紙


■1994年11月号:波多利朗のFunky Goods 第8回        
 レトロアクセラレータの世界<その1> NickelExpress        
 (PP106〜108掲載)                    

 波多 利朗のFunky Goods連載の第8回目。前回までのタイトルは「Funky Goods 
in 秋葉原」であったが、取り上げる製品が、秋葉原にとどまらなくなってきたた 
め、タイトル名称を「波多 利朗のFunky Goods」に変更した。以後、現在に至るま
で、この名称を使用している。                       

 さて、この号で紹介したものは、Funky Goodsシリーズ中でも一、二を争う珍品 
8088マシン用のアクセサレータキット「Nickel Express」である。この商品は、本
誌上で良く紹介しているアメリカの通販会社、JDRから取り寄せたもので、価格は 
約70$であった。すでに486の時代に、どっぷりと入っていたのにもかかわらず、こ
のような8088用のアクセラレータキットを取り上げるとは、完全にプッツン状態で
あると言えるであろう。さらに、このキットの外観がハンパぢゃなく「怪しい!」
のだ。このキットは、IBM The PCやPC/XTといった8088を使用しているマシンのCPU
をV20にのせ変え、原発振の周波数をクロックアップするといったものである。IBM
PC/XTに取り付けたところ、約70%近く高速化されたという結果を得ている。  
Nickel Expressが日本で紹介されたのは、後にも先にもこの記事だけであったと断
言することができるだろう。                        

 本誌の特集記事は、「MPEG画像を見る・つくる」であり、第2特集は「パソコン
GPS」であった。MPEGといえばReel Magicの登場が、その火付け役となったが、
この頃からビデオCDがちょっとしたブームとなり、さまざまなMPEGデコーダボード
が登場した。本誌では、ビデオCDのカタログも掲載されている。また、緊急レポー
トと称して、「HP 200LX の日本語化ソフトの概要」が掲載され、オカヤシステム 
ウエアの「HP 200LX日本語化キット」の内容が紹介されている。        

 業界関連のニュースとしては、Chicago の正式名称が、Windows95 に正式に決定
し1995年4月リリース説が濃厚となった。Microsoftキーボードがアナウンスされた
のもこの頃である。また、Compaq がAMD互換チップ搭載機をリリースした。ビデオ
カードでは、Number Nine ComputerがImagine128をリリースした。TV搭載のパソコ
ンが続々と登場。IBM のPS/V Vision、松下のWoody、富士通のTowns Fresh TV、 
NECの98MULTIといった製品が店頭に並ぶ。                  

 IBM は、ThinkPad360Pで、国内初のペンコンピュータを発売した。この頃の標準
的なマシンのCPUは、486DX2/66であり、上位機種には、DX4や Pentium 90MHzが投 
入されていた。545MBのIDE HDDの価格は、59,000円程度であった。       


・1994年11月号 Page1(P106)1994年11月号 Page2(P107)1994年11月号 Page3(P108)


(補記)                                 
 本号の新製品情報欄に、富士写真フイルム発売のプロ用一眼レフデジタルカメラ
が掲載されている。ニコンと共同開発を行なった製品で、E2/sとDS-505というもの
だ。標準モデルで110万円と自動車並の価格設定であったこのカメラに搭載されて 
いるCCD素子の画素数はナント!!!!・・・・・・130万画素だった。。。。。。

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