PC TEST Lab.「BICOM SL60」 1993年09月号


PC WAVE 1999年09月号 表紙


■1993年09月号: PC TEST Lab. BICOM SL60           
 (PP135〜140掲載)                    

 PC WAVE 誌初登場の記事である。当然、原稿の書き方などは全く知らなかった頃
の記事であったため、今読み返すとかなり恥ずかしい内容だ。取り上げたマシンは
香港 ABC Computer 製サブノートパソコン、BICOM SL60 である。1993 年 3 月に 
訪れた香港電脳中心で購入したもので、サブノートパソコンというジャンルの製品
が皆無であった当時の日本では、非常に珍しい存在であった。購入したところは、
香港シャンスイポーの「高登電脳中心(Golden Computer Center)」にある、百嘉
電脳公司(PAKER COMPUTER Co.)というショップで、価格は9270 HK$(約14万 
円)であった。日本では、プロサイド(株)が、内蔵 HDD の容量を 80 MB にアッ
プした製品、BSL80 を発売していた。                    

 SL60 のスペックであるが、CPU には 80386SL(25 MHz)を使用している。内蔵 
メモリは、2MB しかない。Windows3.0 用ドライバソフトが付属しており、Windows
を動かすことも可能なのだが、2MB では当然メモリ不足で、起動は不可能である。
ディスプレイは、640×400 の、ダブルスキャンCGA(DCGA)を採用しているた 
め、DOS/V をそのままインストールすることはできない。そのため、DCGA 対応の 
ディスプレイドライバ、DISPDC.SYS を使用する。本記事では、日本語環境の構築 
と、動作確認が取れた日本語ソフトについて、紹介している。なお、この BICOM  
SL60 というマシンは、非常に故障の多い製品らしく、ネット等の書き込みを読む 
と、トラブルに見舞われている人が非常に多い。筆者のマシンは、幸いにもトラブ
ル無く動作している。個人的には、タッチタイピングが可能なキーボードがとても
気に入っている。                             

 PC WAVE本誌の特集記事は、第一特集が「光モノはいまが旬!」で、第二特集が 
「日本語版OS/2 2.1 のすべて」であった。本誌には、付録として「OS/2 J2.1β 
CD-ROM 引替券」が付いていた。当初は、最近の雑誌のように、CD-ROM 媒体を本誌
に付けて販売する予定であったのだそうだが、当時はこうした方式での雑誌販売は
前例が無く流通上混乱することが考えられるため、雑誌取次ぎ協会からメディア添
付での販売を中止してほしいとの申し入れがあり、止むを得ず「引換え券付き」と
いう変則的な販売となったという経緯がある。このあたりの事情も、時代を感じさ
せるものがある。                             


・1993年09月号 Page1(P135)1993年09月号 Page2(P136)1993年09月号 Page3(P137)1993年09月号 Page4(P138)1993年09月号 Page5(P139)1993年09月号 Page6(P140)


 本誌内に掲載されている、「マルチメディアPCを自作する」という記事では、
i486 DX/2 66MHz、メモリ4MB、VL バスマザーボード、Cirrus Logic GD5426 ビ
デオカード、Quantum 525MB HDD、等速 CD-ROM ドライブのキットで、448,000円と
いう価格が付いている。Megahertz 社の XJACK PCMCIA モデムカードが出現したの
も、この頃であった。PC Blue WAVE では、HP 社の OmniBook300 が、PCMCIA 2.0 
スロットを4個持つ究極のサブノートPCとして紹介されている。       

<< Funky Goods 著作活動トップ


Copyright (C) Studio Pooh & Catty
2001-2003