1999年夏号:ATARI Portfolio 大図鑑(天の巻)



 モバイルプレス誌に初めて掲載された連載である。同誌はちょうどこの号より全面リニューアルを実施、それまでA4サイズの月刊誌であったところを、B5サイズの季刊誌に変更したところであった。そのため、新連載を掲載するには、良いタイミングであったというところだ。今回は、PC WAVEにも執筆されていたS氏のご紹介で連載を担当させて頂くことができたが、そういうコネでもなければ、とても技術評論社のようなお堅い雑誌社での連載はできなかったと思っている。

 とりあえずPC WAVE誌も潰れちゃったし、新規読者層開拓の意味も込めて、本連載では歴代のパームトップパソコンを順番に取り上げて行くというコンセプトで開始した。編集部からは、「何でもいいから自由に書いてよろしい!」という、非常にありがたいお言葉を頂いていたので、この連載も回を追うごとにだんだんと「変」になって行く。

 連載のタイトルは、「波多利朗のFunky Corner」とした。これはPC WAVE時代の連載タイトルである「Funky Goods」を偲んで付けたものである。第一回と第二回は、パームトップパソコンのシーラカンス的存在、これぞ原器とも言えるATARI Portfolioを取り上げた。Portfolioについて、ここまで紹介した記事は、未だかつて無いであろうというくらい、掘り下げたつもりである。






ATARI Portfolio 外観
VHSカセットテープとほぼ同程度のサイズ。

銘板シール
Made in Japanと記載されており日本製の端末であることがわかる。

SHARP PC-3000
Portfolioの後継機種として開発されSHARPにより製品化された。

ブート時のメッセージ
MS-DOS互換のDIP Operating Systemが搭載されている。

Portfolioの液晶画面
古いマシンであるにもかかわらず視認性は良い。

Portfolioのキーボード
キートップ左上が欠けているオシャレなデザインである。

Portfolioのカードスロット
PCMCIAとは異なる独自仕様である。

Portfolioのメモリーカード
64Kバイトの純正カード。日本製である。

Portfolio Bus
本体右側の専用の拡張バスコネクタ。

パラレルインターフェースセット
Smart Parallel Interface(Model HPC-101)

Smart Parallel Interface
D-Sub 25Pinメスコネクタが搭載されている。

シリアルインターフェースセット
Serial Interface(Model HPC-102)

Serial Interface
D-Sub 9Pinオスコネクタが搭載されている。

PEDの動作画面
Portfolio専用日本語エディタのPEDの動作画面。

Portfolioコレクション